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こんばんは。上村です。
前回に続き、秋の乾燥の病気について書いていきます。
秋燥病③ 参照
今回も、どんな弁証分類があるか書いていきます。
●燥気化火
症状としては、身熱、乾咳無痰、喀血、気逆して喘し、胸脇苦満、心煩口渇、咽乾鼻燥、腹部の灼熱感、大便乾結、などがあります。
肺経の燥熱が火と化し、衛分から気分へと入り、津液と気が消耗されることが特徴です。
他の症状にあった悪寒は、衛分から気分に入るため消失し、身熱煩渇がみられます。
肺陰が燥熱によって損傷されるため、乾咳無痰、鼻咽乾燥がでて、肺絡を損傷した場合、喀血があらわれます。
肺気の粛降の機能が低下することで、気逆して喘し胸脇苦満が生じます。
肺経の燥熱が、大腸に移ると腹部の灼熱感、大便乾結などの症状がみられます。
●肺胃陰傷
症状は、微熱、乾咳が止まらず、口、鼻、唇、咽が乾燥し、大便燥結などがあります。
秋燥に回復期にみられ、燥熱が基本的になくなっているが、損傷された肺胃の陰が回復していないので身熱がなく、乾燥の症状がみられます。
燥熱が主なのか、津液を損傷したため乾燥の症状がでてるのか多面的観察が大事だと感じました。
病因病理を意識して患者さんの症状が早く改善できるよう努めていきたいです。
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おばんでございます。樫山です。
今日は東日本や北日本を中心に雨となり、東京でも明け方にかなり激しい雨になっていました。
気温も下がりこの時期にしては低い気温になりました。
秋の主気は燥で、乾燥した空気になることが比較的多い季節です。
燥邪は肺陰や肺の津液を傷り、肺気不宣といった身体を外邪から防御する力が落ちる状態を引き起こしやすくなります。
また、外界と直接接する皮膚や口鼻は肺の臓と密接に関係します。
肺の臓は、外界の気温変化、寒熱の変化には敏感に反応します。
急な雨で身体が濡れたり、急な気温の変化で発汗した時には身体が冷えない様に注意が必要です。
特に風寒邪が侵入しやすい上背部を冷やさない事が重要です。
雨が降ったり、乾燥したり、寒くなったり、秋の空はコロコロ変化します。
変化に弱い肺の臓を養うには、その変化を意識して過ごしていかなければなりません。
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