東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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大便艱難(だいべんかんなん)とは

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「大便艱難(だいべんかんなん)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
大便艱難(だいべんかんなん)とは、排便間隔と時間が延長して排便が困難なことを指し、「便難」ともいいます。
 
※艱(かん)…かたい、むずかしい、なやむ、くるしむの意。
 
 
 
大便秘結(だいべんひけつ)のお話の際にも触れましたが、大便秘結と大便艱難と似ているようで、次のように異なります。
 
 
 
大便艱難は、大便は出るが排便困難で、一般的に一日おきに1回は排便があり、時々兎糞便がみられても、あまり硬くなく、排便しなくても腹部の苦痛がないという特徴があります。
 
 
 
大便秘結は、数日以上排便がみられず、服薬しなければ排便できず、便は硬くて腹部症状が顕著にみられる特徴があります。
 
 
 
大便艱難の弁証分類は、主に6つあります。
 
 
 
1.大便熱結の大便艱難
 
2.湿熱の大便艱難
 
3.脾肺気虚の大便艱難
 
4.肝脾気滞の大便艱難
 
5.脾腎陽虚の大便艱難
 
6.陰虚血虚の大便艱難
 
 
 
臨床的には実証は少なく虚証が多いとされています。
 
 
 
実証は大腸の実熱、湿熱、気滞によって引き起こされ、
 
 
 
虚証は、脾肺気虚、脾腎気虚もありますが、陰虚血虚が大部分を占めます。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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大便秘結(だいべんひけつ)とは⑤

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「大便秘結(だいべんひけつ)」の続きで、「血虚陰虚の大便秘結」お話ししていきたいと思います。
 
 
 
前回までのお話はこちら!
 
 
 
熱病の後、汗吐下や利小便、胃熱などによる津液の消耗、不性器出血などの失血により、陰津、陰血が欠乏して消化管内を滋潤できず、糞便が腸管内に停滞して発生します。
 
 
 
特徴は、咽の乾燥、羸痩、眼窩の陥没、皮膚の弾力の低下、
 
 
 
舌質は紅で乾燥、舌苔は少なく乾燥、脈は細数で無力などの津虚症状や、
 
 
 
顔色にツヤがない、不安感、頭のふらつき、口唇や爪が淡白、舌質は淡、舌苔薄で少ないといった血虚症状がみられることです。
 
 
 
治法は、血虚には養血潤腸、津虚には養陰生津となります。
 
 
 
胃腸実熱の便秘も腸管内の津虚を伴いますが、腸管の実熱によって津液を消耗するため、傷寒、温病の経過に急速に発生し、腹部症状が顕著であるという特徴を持ちます。
 
 
 
これに対して、血虚陰虚の便秘は、発症が緩慢であり、経過が長いという特徴があるため、鑑別は容易ですが、しっかりと情報を集めて弁別します。
 
 
 
弁証分類についてのお話は以上です。
 
 
 
大便秘結は、裏証の代表的症状の一つとされています。
 
 
 
大便秘結に表証をともなうのは、「表裏同病」であり、表寒か表熱かを弁証する必要があります。
 
 
 
治法は、表寒裏実には、疏解表寒、通裏実、
 
 
 
表熱実裏には、解表清熱、通裏実を施します。
 
 
 
往来寒熱、胸苦しい、嘔吐、悪心、心窩部がつかえて硬い、胸苦しい、脈弦で有力を呈する場合、表裏同病ですが、病位が少陽、陽明にあるため、治法は和解攻下となります。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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