東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで、「風熱と風湿による頭痛と頭風痛」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
前回までのお話はこちら!
 
 
 
外感風熱の頭痛は、外感風寒の化熱や風熱の邪によって生じます。
 
 
 
熱邪は陽邪であり、昇散の性質があるため、頭痛は脹った感じをともない、温めると張り裂けそうに痛む特徴を持ちます。
 
 
 
熱が上方を犯すため、目の充血、顔面紅潮がみられ、風熱が衛気を侵すため、発熱、悪風を引き起こします。
 
 
 
脈浮数、舌尖紅、舌苔が薄黄は風熱の表証であることを示しています。
 
 
 
弁証の際のポイントは、頭が脹ったように痛む、温めると増悪して張り裂けるように痛むことです。
 
 
 
治法は、疏風清熱を用います。脹痛が激しく、口や鼻にびらんが生じる場合は内熱がキツいことを示しているため、清熱瀉火を用います。
 
 
 
外感風湿の頭痛は、風湿の邪が上犯し清竅を蒙閉したことにより生じるため、頭が締めつけられるように重く痛む特徴があります。
 
 
 
『証治匯補・頭痛』に「湿によりて痛むものは、頭重して天陰に甚に転ず」と記載があるように、雨天などで湿度が高くなると頭痛が激しくなります。
 
※蒙(モウ、ボウ)…おおう、くらい、こうむるという意味を持つ。
 
 
 
湿邪の性質は、粘膩であるため、胸中を阻滞して胸苦しい感じが生じ、中焦を侵して胃部膨満、食欲減退があらわれてきます。
 
 
 
脾は四肢を主るため、湿が脾陽を阻害すると、体幹や四肢が重くなります。
 
 
 
湿邪により清濁を泌別する機能が失調すると、尿量が減少し、泥状便、舌苔白膩、脈濡滑となります。
 
 
 
弁証のポイントは、頭痛は締めつけられるように重く痛む特徴があり、雨天に増悪するか否かとなります。
 
 
 
治法は、祛風化湿を用います。
 
 
 
外感の頭痛が慢性化したり、普段から痰熱がある人が風寒の邪を感受すると、外邪が風府から脳に入り「頭風痛」が発生するといわれています。
 
 
 
この場合の頭痛は、何らかのきっかけによって発作的に生じて、大風の吹く前日に発作が起こり、風が吹くと緩解するものもあります。
 
 
 
悩み、怒り、イライラといった精神的変化も頭痛の原因となるため、発症前後で、大きく精神的に負荷が掛かることが無かったかお話をお聞きすることも大切となります。
 
 
 
発作時の頭痛は激烈で、眉間に放散し、目を開けていられず、頭をあげられず、頭皮に痺れを感じる特徴を持ちます。
 
 
 
治法は、疏風止痛を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「頭痛」について、続きのお話で、弁証分類についてお話していきたいと思います。
 
 
 
前回のお話はこちら!
 
 
 
頭痛の弁証分類は、主なものでも8つもあり、次の通りです。
 
 
 
1.外感風寒の頭痛
 
2.外感風熱の頭痛
 
3.外感風湿の頭痛
 
4.肝陽上亢の頭痛
 
5.気虚の頭痛
 
6.血虚の頭痛
 
7.血瘀の頭痛
 
8.痰濁上蒙の頭痛
 
 
 
本日は特に1〜3の外感によって生じる頭痛について、お話していきます。
 
 
 
『蘭室秘蔵・頭痛門』に「風は上よりこれを受く」、「高巓の上、ただ風のみ到るべし」といった記載があるように、外感の頭痛はすべて風邪が絡んでおり、風邪は寒邪、熱邪、湿邪をともなうことが多く、邪の種類によって症状の違いが生じてきます。
 
※巓(テン、いただき)…山頂、一番高いところを意味する。
 
 
 
 
外感風寒の頭痛は、風寒の邪によるもので、風に当たって冷えた後に生じます。
 
 
 
 
太陽経は表を主り、経脈は上は巓頂を循行し、下方は項背をめぐるため、風寒の邪が侵入して清陽を阻遏すると、上の後ろに頭痛が生じて痛みが項背に放散します。
 
※遏(アツ)…とめる、さえぎる、とどめる、ふさぐを意味する。
 
 
 
寒邪は収引の性質があるため、疼痛に緊束感がある特徴を持ちます。
 
 
 
『証治匯補・頭痛』では、「寒によりて痛むものは、細急して悪寒戦慄す」と記載されています。
 
 
 
また、寒邪は陰邪であり、温めると緩解するため、帽子をかぶったり、マフラーをつける等風や寒さを避けて温めたくなるといった行動がみられるようになります。
 
 
 
風寒が表にあり、化熱していないため、口渇はみられないことが特徴となります。
 
 
 
脈浮は邪が表にあること、脈緊は寒邪をあらわしており、舌苔が薄白であるのは風寒が表にあることを示しています。
 
 
 
弁証する際のポイントは、寒がる、身体が冷える、締め付けるような頭痛、暖まると緩解し、風に当たったり冷やしたりすると増悪することであるため、そういった症状がないか、お聞きしてチェックしていきます。
 
 
 
治則治法は、疏風散寒を用います。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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