お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話・・・
現代人に多い熱の発生と治療(その2)
現代人に多い熱の発生と治療(その3)
現代人事多い熱の発生と治療(その4)
現代人に多い熱の発生と治療(その5)
続き行きます!!
「衛気営血弁証」
この弁証法は清代の名医である、
葉天士(ようてんし:1667~1746年)
によって提唱されました。
彼は若い頃から医学を学び、豊富な臨床経験を積んでいき、その名を広めました。
そして約10年間で17人もの師匠についたと言われています。
(すごい!!普通の人ならダメになるパターン!!(笑))
時には自分の本性を偽ってでも気になる医家に弟子入りし、
その医家から、
「君の学は大変素晴らしいものになった。それはまるでかの名医、葉天士のようだ!!」といわれ、
「実は、その葉天士が僕なんです」なんてことも(笑)
こんな勤勉家の葉天士ですから、後世に多大な影響を与えたのは言うまでもありません。
特に彼は「絡脈(らくみゃく)」に独自の見解を示し、『病久入絡』(病が長期化すると絡に入る)という有名な言葉を残したり、
奇経八脈についても多くの見解を残しました。
簡単に言うと病の
”経過”と”深浅”
というものに興味を持っていたのではないでしょうか。
そんな葉天士が熱邪における侵入過程を、
”深浅”という視点で考えだしたのが「衛気営血弁証」です。
熱邪が口鼻から侵入し、体の最も浅い所の衛分(えぶん)を侵し、
次いで気分(きぶん)→営分(えいぶん)→血分(けつぶん)と深い所を侵していくため、
「衛気営血弁証」と言います。
”深浅”という深さがある訳ですから、体を”立体的な空間”ととらえていたのも興味深いですねぇ・・・
次回は「衛気営血弁証」をさらっとおさらいしてみようと思います。
次回に続く。
愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を!
こんばんは、松木です。
ちょっと古い話ですが、昨年NHK教育テレビでマイケル・サンデル教授によるハーバード大学での講義が話題になりました。
この方は政治哲学者で、講義のタイトルは「JUSTICE(正義)」です。
この講義はハーバード大学史上空前の履修者数を記録しつづける超人気講義だそうで、そのため同大学では初のメディア公開になったそうです。
まず「正義」というタイトルも面白そうですし、何より超人気講義がどのようなものであるのか大変興味があり、少々遅れてではありますが、最近この講義を見ております。
まだ全て見終わったわけではないのですが、まず何より驚いたのは第一回目の講義の冒頭です。
ものすごく広いホールでの講義で、冒頭から二つの質問を学生に投げかけます。
その質問に対する学生の回答には矛盾が生じるようになっており、それが今回の講義のテーマとなります。
その間わずか10分足らず。
見ていて思うのは、とんでもない講義の求心力です。
ものすごい大きな会場にも関わらず、サンデル教授は学生を当てて質問の回答と、その理由を聞いていきます。
まあその時、挙手している学生の多さが、日本とアメリカの違いをよく表しているとは思いますが、それにしても広い会場で一瞬にして一体感を持たせる技術はすごいと思います。
そしてまた、冒頭10分の間に、数回の笑いを挟んでいます。
これも非常に効果的だと感じました。
こうして、会場が一体となり、問題提起が行われた後、この問題解決に必要となるであろうツールとしての知識を軽く紹介、
さらには哲学を学ぶという事によって起こりうる弊害などにふれて、まだ開始から30分が経過したところです。
冒頭30分ですごくたくさんの事を学んだような気がするのですが、実は情報量はそれほど多くなく、理解がとてもしやすいです。
すごく興味を魅かれ、かつ振り返ってもよく理解できるような構成です。
さすが、超人気講義。たいへん勉強になります。
愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2024.11.23
風邪㉘2024.11.22
久しぶりの怪我2024.11.21
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは④2024.11.20
問診について⑨2024.11.19
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは③2024.11.18
血の病2024.11.17
機能性ディスペプシアと鍼灸⑥2024.11.16
立冬②2024.11.15
段階的に克服する2024.11.14
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは②2024.11.13
問診について⑧2024.11.12
小便黄赤(しょうべんおうせき)とは①2024.11.11
気の病㊶2024.11.10
機能性ディスペプシアと鍼灸⑤2024.11.09
立冬2024.11.08
寒さ対策2024.11.07
呃逆(あくぎゃく)とは③2024.11.06
問診について⑦2024.11.05
呃逆(あくぎゃく)とは②2024.11.04
気の病㊵2024.11.03
機能性ディスペプシアと鍼灸④2024.11.02
風邪㉗2024.11.01
痩せた2024.10.31
呃逆(あくぎゃく)とは①2024.10.30
問診について⑥2024.10.29
呑酸(どんさん)とは②2024.10.28
久しぶりの排球観戦2024.10.27
機能性ディスペプシアと鍼灸③2024.10.26
霜降2024.10.25
食事量の調整2024.10.24
呑酸(どんさん)とは①2024.10.23
問診について⑤2024.10.22
乾嘔(かんおう)とは④2024.10.21
そろそろ冬2024.10.20
論文を読む上でのフレームワーク②2024.10.19
風邪㉖2024.10.18
ひと安心2024.10.17
乾嘔(かんおう)とは③2024.10.16
いい香り2024.10.15
乾嘔(かんおう)とは②2024.10.14
とうとうこの季節2024.10.13
論文を読む上でのフレームワーク①2024.10.12
秋2024.10.11
食欲がない2024.10.10
乾嘔(かんおう)とは①2024.10.09
問診について⑤2024.10.08
嘔吐(おうと)とは④2024.10.07
夏バテ2024.10.06
機能性ディスペプシアと鍼灸②2024.10.05
寒露