東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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頭痛とは

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「頭痛」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
医書の古典には、「真頭痛」、「脳痛」と記載されており、『霊枢・厥痛篇』には、「真頭痛は、頭痛甚だしく、脳ことごとく痛み、手足寒えて節に至り、死すとも治せず」、『中蔵経』には「脳痛を病み、その脈緩にして大なるものは、死す」とあるように、これは重篤な頭痛を示している文章とされています。
 
 
 
「首風」、「脳風」、「頭風」などの名称もあり、いずれも頭痛を含めた症状とされています。
 
 
 
『素問・風論』には「首風の状は、頭面汗多く、悪風し、まさに風先だつこと一日にしてすなわち病甚しく、頭痛はもって内より出ずるべからず」とあり、
 
 
 
後世には「頭風」、「脳風」を頭痛の一種として捉えるものが多くみられます。
 
 
 
頭痛は多種の急性、慢性疾患によくみられる症状であるが、今回は頭痛が主症状である場合について、お話していきたいと思います。
 
 
 
頭痛は、外感によるものと内傷によるものとがあります。
 
 
 
外感による頭痛は、急性で経過が短く、表証を伴い、痛みは激しく持続性です。
 
 
 
外感は、風寒、風熱、風湿があるため、弁別して治療を行う必要があります。
 
 
 
内傷による頭痛は、一般に慢性的で経過が長く、症状はやや緩やかで、頭痛は断続的に生じ、虚実を弁別して治療することが大切になってきます。
 
 
 
頭は「諸陽経の会」で、三陽の経脈すべて顔面をめぐり、厥陰経も頭頂部に達するため、古人は頭痛の部位により病変の所在を判断しています。
 
 
 
太陽経の頭痛は、後頭部から項背部にかけてみられ、陽明経では前額部から眉稜部に、少陽経では側頭部と耳にみられることが多いとされています。
 
 
 
厥陰経の頭痛は、頭頂が痛み、目に放散して痛むことがあります。
 
 
 
六経のすべてが頭痛に関係するという説もありますが、各弁証分類型に分類することは可能であるため、症状、舌苔、脈を総合し、はっきりと鑑別していきます。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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痰飲病機⑮

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

「飲」はさらさらとした水様の病理産物で、津液が拡散されず、蓄積・停滞することにより、形成されます。

 

 

 

飲の発生する主な原因として、寒湿の邪を外感することと、水飲の内傷が挙げられます。

 

 

 

「寒湿の邪を外感」とは、例えば、湿潤した気候の地域に住む、引っ越し先が川や池の脇だった、河や池に落ちた、河や海、池と直接関りのある仕事している、発汗後風にあたるなど、簡単にいうと湿度の高い環境で生活していたり仕事をしていたりなど、発症前に外から湿邪が侵入する条件にいたということを示します。

 

 

 

寒湿邪を受けることにより、肺衛の陽気が損傷されるので、水は津に化成せず、集まって「飲」になります。

 

 

 

また、「水飲の内傷」は、暑い時期に冷たい飲み物を多飲したりすることにより、脾腎の陽気が損傷され、脾の運化機能低下を招き、腎の陽気を低下させ、蒸騰機能低下を招きます。

 

 

 

その為、小便がうまく排泄されず、水液が停滞蓄積することにより、「飲」が形成されます。

 

 

 

「飲」は、脾胃(胃腸)が、飲食物の消化吸収と運搬がうまくいかず発生するため、主に胃腸に停滞し、そこから、胸脇、四肢、皮膚へと溢れ出していきます。

 

 

 

簡単にまとめます。

 

 

 

「痰」は粘稠で、五臓の失調により発生し、気に促され昇降し、あらゆる場所に入り込みます。

 

 

 

「飲」は、サラサラしており、胃腸に蓄積します。

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

 

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