東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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浸透している

 

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こんばんは。松田です☆″

 

 

 

今日は天候不安定ながらも、久しぶりに晴れ間がありました。

 

 

ここ最近金曜日は雨が多かったので、本当に嬉しかったです。(笑)

 

 

 

 

 

 

先日、3年生ですが、東洋医学が少しは浸透してきているなと思うことがありました。

 

 

 

 

衛生学の授業前に廊下で学生が話しているのを聞いたのですが、「今日は頭痛がする、湿邪だわぁ」と言っていました。

 

 

 

 

その後、授業が始まってから学生に確認しました。

 

 

 

 

すると、いつも雨が降ったり、気圧の変化があると頭痛がすると言っていました。

 

 

 

 

そのため、その学生さんにとっては、雨が降ったり気圧の変化は頭痛や眩暈などが起こるものですが、また湿邪が関係していることが多くあるようです。

 

 

 

 

学生がどんな状態かという事よりも、個人的には頭痛やだるさが出た時に、東洋医学的に自分の身体に何が影響したのかという視点で、「湿邪のせいだ」と言っていたのが印象に残っています。

 

 

 

 

普段から東洋医学の言葉を使っているのを聞いて、少しは東洋医学が浸透しているなと感じ、とても嬉しかったですね。

 

 

 

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は、「四肢腫脹」についてお話していきたいと思います。
 
 
 
四肢腫脹とは、上下肢の腫脹や浮腫のことを指しますが、上肢のみ、下肢のみ、または片側だけに症状が出ることがあります。
 
 
 
弁証分類は主に4つあります。
 
 
 
1.湿熱薀結の四肢腫脹
 
2.気滞肌表の四肢腫脹
 
3.寒湿凝滞の四肢腫脹
 
4.気虚血瘀の四肢腫脹
 
 
 
まずは、湿熱薀結と気滞肌表の四肢腫脹についてです。
 
 
 
共通点は、いずれも外邪を感受することによって発生することです。
 
 
 
湿熱薀結の四肢腫脹は、陽盛の体質のものが風寒湿邪の侵襲を受けると、熱が鬱して、寒邪も時間経過とともに化熱し、湿熱が停滞したために絡脈が阻滞されて発生します。
 
 
 
特徴としては、局所の熱感、発赤、関節の腫脹、疼痛がみられ、発熱、悪風、口渇、煩躁などの熱証がみられます。
 
 
 
気滞肌表の四肢腫脹は、精神的抑鬱のために肝気が鬱結し、さらに外邪の侵襲を受けて肌表の気滞が生じて経脈が阻滞して発生します。
 
 
 
四肢の浮腫は、気滞特有の脹った感覚がともない、気滞レベルなので圧してもすぐに戻る特徴があります。
 
 
 
さらに、胸脇苦満、善太息などの肝気鬱結の症候がみられます。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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