東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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大便秘結(だいべんひけつ)とは

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「大便秘結(だいべんひけつ)」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
大便秘結(だいべんひけつ)とは、糞便が腸管内に停滞し、4〜7日排便がみられないことを指し、「便秘」と簡称されています。
 
 
 
大便秘結(だいべんひけつ)と「大便艱難(だいべんかんなん)」の共通点は、大便が出づらいことですが、概念が異なる為、違いをよく押さえておくことが大切です。
 
※艱(かん)…かたい、むずかしい、なやむ、くるしむの意。
 
 
 
大便艱難(だいべんかんなん)は、便がスムーズに出ないことを指し、一日おきに1回位の頻度の排便になることがあるものの、排便の周期は正常の範囲内である特徴を持ちます。
 
 
 
大便秘結(だいべんひけつ)は、前述した通り、数日間排便がみられないことをいいます。
 
 
 
『傷寒論』の中の「大便難」は、大便秘結を指しており、『素問・至真要大論』の「大便難」や金元時代の「湿秘」は、大便艱難を指しているというように、同じ言葉でも異なる意味を持つことがある為、注意が必要な症候です。
 
 
 
弁証分類型は主に5つあり、次の通りです。
 
 
1.胃腸実熱の大便秘結
 
2.肝脾気滞の大便秘結
 
3.脾肺気虚の大便秘結
 
4.脾腎陽虚の大便秘結
 
5.血虚陰虚の大便秘結
 
 
以上です。
 
 
 
弁証分類の詳細については、次回よりお話ししていきたいと思います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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こんばんは。齋藤です。

 
 
 
 
徐々に気温も下がり、過ごしやすくはなっておりますが、ジメジメとした日が続きますね。
 
 
 
 
台風も増え、雨の日も多くなってきているので、自転車で移動する機会が多い私は、天気予報が常に気になります。
 
 
 
 
日本の雨季というと、梅雨を想像しますが、この秋雨の時期も日本の雨季に相当します。
 
 
 
 
秋雨の時期は、梅雨時期に比べ、期間は短いのですが、台風のシーズンと重なることが多いです。
 
 
 
 
そのため、梅雨時期に比べ、雨量が多くなることが多いです。
 
 
 
 
雨が多くなるということは、単純に「湿邪(寒湿邪)」が体に影響を及ぼす機会が多くなります。
 
 
 
 
特にこの時期は、夏の気温が高い時に、冷たい飲食物の摂取量が増加したことで、胃腸の働きが弱っている可能性が高い時期でもあります。
 
 
 
 
そういった方は、こういう雨天が多い季節は湿邪の影響を受けやすく、胃腸症状や、倦怠感、頭重感などの症状が起きやすいです。
 
 
 
 
そのようなことを未然に防ぐためには、夏時期から食事に気を付けたり、適度な運動を行い、胃腸の状態を一定程度、健康に保つ必要があります。
 
 
 
 
まだまだ真夏日を記録する日もあるので、一旦食生活や運動習慣を見直してみてはいかがでしょうか??
 
 
 
 
参考文献
『内経気象学入門』 橋本浩一 (緑書房) 
 
 
 
 
 
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