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口渇(こうかつ)とは

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「口渇(こうかつ)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
口渇は、古典の医学書では、「口乾」、「口燥」、「口舌乾燥」、「思水」、「欲飲水」、「大渇」、「煩渇」、「大渇引飲」といった呼称を持っています。
 
 
 
ただし、「口乾」、「口燥」と「口渇」は厳密には意味が異なります。
 
 
 
「口乾」、「口燥」はこうくうないが乾燥することをいい、水分を欲するとは限らない状態を指します。
 
 
 
「口渇」は、ノドが渇いて水分を欲することを指します。
 
 
 
弁証分類型は主に6つあり、次の通りです。
 
1.熱盛陽明の口渇
 
2.熱入営血の口渇
 
3.湿熱鬱蒸の口渇
 
4.水飲内停の口渇
 
5.肺燥傷津の口渇
 
6.陰虚火旺の口渇
 
 
 
まず、本日は「熱盛陽明と熱入営血の口渇」について、お話をしてきます。
 
 
 
どちらも裏実の熱証ですが、熱邪が気分と血分どちらにあるかの違いがあります。
 
 
 
熱盛陽明の口渇は、熱邪が裏に入り、陽明の気分大熱となって生じます。
 
 
 
この場合、強い口渇、喜冷飲、高熱、大量の発汗、脈洪大を呈します。
 
 
 
治法は、清熱瀉火・保津を用います。
 
 
 
熱入営血の口渇は、熱邪がさらに営分・血分に入って生じます。
 
 
 
口渇の程度は、気分大熱と比べて大幅に減少します。
 
 
 
これは、熱邪が営分に入り、血中の津液を煎灼して上蒸するため、口や舌の乾燥があるものの、強い口渇は訴えない特徴を持ちます。
 
 
 
この場合、口渇があってもあまり飲みたがらない、夜間に熱感が強く煩躁する、斑疹、舌質深紅などの営分証、血分証の症候を呈します。
 
 
 
治法は、清営涼血を用います。
 
 
これら裏熱の口渇は、清熱すると自然と落ち着くため、生津止渇よりも清熱を優先して処置する場合が多いとされています。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 
 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

前回の続きです。

 

 

前回の話はコチラ

 

 

今回から、痰飲に関して書いていこうと思います。

 

 

初回の部分と重複してしまう部分が、少しあるとは思いますが、復習ということで読んでいただけたらと思います。

 

 

痰飲は、「痰」と「飲」に分けられ、津液が病理として変化すると「痰」になります。

 

 

「痰」は熱によって生じるものが多く、痰は飲の変と言われます。

 

 

「飲」は寒によって生じるものが多く、飲は痰の始めと言われています。

 

 

「痰」は、粘性の高い病理産物で、津液が濃密になり、粘ることにより形成されます。

 

 

痰の発生する病因としては、寒湿邪や暑熱邪などによる六淫の外邪、精神的ストレスを原因とした七情不和、暴飲暴食が原因の飲食不節、過度な肉体疲労や不摂生な性生活などが原因となる労倦、様々なことが原因で体力低下が起きている虚損などの要素があげられます。

 

 

それらが、五臓に影響を与え、それぞれ機能低下を起こし、これまで書いてきた水液代謝の流れに歪(ゆが)みが生じ湿が形成され、その湿が熱化することにより、痰が形成されます。

 

 

本当に様々な原因により、形成されてしまいます。

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

 

 

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