東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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小便黄赤(しょうべんおうせき)とは④

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「膀胱湿熱と陰虚内熱の小便黄赤」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれにしても下焦の病変ですが、虚実の違いがあります。
 
 
 
まずは膀胱湿熱の小便黄赤についてです。
 
 
 
湿熱が侵入したり、辛いもの、熱いもの、味の濃いもの、甘いものなどの嗜好により、湿熱邪が膀胱に停滞して、気化作用が失調して生じるものであり、実証に分類されます。
 
 
 
この場合、尿が濃くて少量で頻尿、排尿痛または排尿困難、下腹部痛などがみられ、口苦、咽乾、口乾あるも飲みたがらないといった症状がみられることが特徴です
 
 
 
その他にも、舌質紅、舌苔黄、脈滑数を呈します。
 
 
 
治法は、清熱利湿、通利小便を用います。
 
 
 
次に陰虚内熱の小便黄赤についてです。
 
 
 
陰虚の体質、慢性病による陰液の消耗、房事過多、温燥薬の乱用による陰液の消耗などにより、腎陰が虚して内熱が生じることで発症します。
 
 
 
これは虚証に分類されます。
 
 
 
この場合、頭のふらつき、咽が乾く、耳鳴、午後の潮熱、腰膝酸軟、手足のほてり、夢精、遺精、滑精などの虚熱の症状がみられ、尿は濃く少量で、軽度の灼熱感を呈することが特徴です。
 
 
 
その他にも、舌質紅、舌苔少ない、脈細数がみられます。
 
 
 
治法は、滋陰降火を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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こんばんは。吉澤です!

 

 

前回に引き続き、「痛みの問診」について書いていきます!

 

 

 

D. 「痛みの性質」

 

 

 

安静時痛のない人は、痛い格好を行ってもらい、確認します。

 

 

 

同時に患部の熱感、腫脹、左右差の確認も欠かさずに確認しましょう。

 

 

 

また痛みの性質は動く痛みか(遊走性)、動かない痛みか(固定性)を確認する必要があります。

 

 

1)遊走痛 (wandering pain):痛む部位があちこち移動する:気滞、風邪の可能性あり。

 

2)固定痛fixed pain;痛い場所が同じ場所で固定されている:血瘀、(湿痰)有形の邪が某所に集まっていることが考えられる。

 

 

 

 

E.「痛みの種類」

 

 

 

これは、様々な種類が存在しますが、患者さん自身が痛みの表現に慣れていない場合があるので、どんな痛みの種類かをある程度、術者側が具体的な形容をして問診する工夫が必要となります。

 

痛みの種類は12個あり、それぞれの名称と痛みの表現方法と原因病理を書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

①脹痛(distending pain) :張った感じの痛み

→気滞、肝の病理(肝鬱気滞、肝陽上亢)、風熱邪の感受、湿痰内停

 

②刺痛(stabbing pain) :針で刺されるような痛み

→瘀血、湿熱蘊積、火熱、寒熱外感

 

③酸痛(aching pain):だるい痛み

→湿邪、気血不足、瘀滞、精気の虚損

 

④重痛(heavy pain):重だるい痛み

→湿、脾の運化失調

 

⑤冷痛(cold pain):凍り付いたような痛み

→寒邪、陽気不足

 

⑥灼痛(scorching pain):灼熱感を伴う、灼けつく痛み

→鬱熱内蘊、痰熱内阻、湿熱蘊積、陰虚火旺

 

⑦隠痛(dull pain):ジワジワ、シクシクと連続した痛み(我慢できる)

→陰血の不足や陽気の不足による経脈の失養

 

⑧掣痛(pulling pain):引っ張られるような感じを伴う痛み(筋肉が痙攣をおこしているような痛み

→寒痰、瘀血阻絡、(関節痛の場合→風湿)

 

⑨空痛(empty pain):空虚感を伴う痛みで頭部で起こる痛み

→腎精虚損、中気虚衰

 

⑩紋痛(gripping pain):胸又は腹部に痙攣が起こり、捻れたような障害を受ける事。または、痙攣と痛みが起こること。

→砂石阻滞、瘀血阻絡、蛔虫

 

⑪竄痛(ザンツウ)(scurrying pain):繰り返し場所を変える痛み

→(遊走痛に準ずる)

 

⑫悶痛(oppressive pain):抑圧感を伴う痛み

 

 

 

次回へ続きます!お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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