東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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小便不通(しょうべんふつう)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「小便不通(しょうべんふつう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
小便不通とは、膀胱に尿が貯留しているものの排尿が困難な状態を指し、尿閉や排尿困難に相当します。
 
 
 
弁証分類は、主に6つあり、次の通りです。
 
 
 
1.下焦湿熱の小便不通
 
2.肺気壅滞の小便不通
 
3.脾虚気陥の小便不通
 
4.腎気不足の小便不通
 
5.肝気欝結の小便不通
 
6.血瘀、砂石の小便不通
 
 
 
本日は、「肝気欝結の小便不通」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
この場合、情緒の失調により肝の疏泄が障害されることで、膀胱の気滞が生じ、小便不通がみられます。
 
 
 
特徴は、憂鬱、イライラ、易怒、胸脇苦満、多夢、浅眠、口苦、呑酸、脈弦、舌質紅、舌苔薄黄などの肝気欝結の症候をともなうことです。
 
 
 
治法は、疏肝理気、通利小便を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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痹病(ひびょう)とは①

 

 

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こんばんは、吉澤です!

 

前回までは、東洋医学的に、腰痛が発生する理由4つのうち、3つ目までを説明して参りました。

 

※以下の4つの理由になります。

 

 

 

①経絡経筋病

 

②臓腑の変動から経絡経筋へ影響したもの

 

③臓腑病そのもの

 

④痹病

 

 

 

今回から④痹病(ひびょう)について、説明させていただきます。

 

 

 

痹病というのは、腰に限局して発生するものではなく、身体のどこにでも起きる可能性のある症状の一つです。

 

 

 

WHOによる、痹病の定義は以下の様になります。

 

 

 

人体の営衛が失調し、風寒湿の三気を感受して病を為したり、久しく正気が虚し、

 

 

内に痰濁・瘀血・熱毒が生じ、正邪が相搏ち血脈・筋骨・肌膚・経絡、甚だしければ臓腑の気血を閉塞し、

 

 

それらを濡養できなくなったために、

関節などに痛み・だるみ・シビレ(麻木)・ほてり・屈伸障害・腫脹・変形・硬直を引き起こし、

 

 

生活活動に支障を来たし、酷くなると臓腑まで影響する一群の疾病を指す。

 

 

痹病に関しては、代表的な8つの原因がありますので、次週から順次、説明させていただきます。

 

 

お楽しみに!(^^)!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 

 

 

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