東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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梅雨

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

雨模様が多く、ジメジメした日が続いていますね。

今年、関東では6/21に梅雨入りの発表がありましたね。昨日も雨の強い1日となりました。。

 

 

 

 

そして6/21というと二十四節気では夏至です。

 

 

 

今回は夏至についてです。

 

 

 

夏至は一年の中で最も昼が長い日です。

 

 

 

また東洋医学では、陽気が最も強い日とされています。陽気が極まり、陰が初めて生じ始めると言われています。

 

 

 

太陽の高度が1番高く日射も強いです。

 

 

 

日本では、梅雨の真っ只中に夏至を迎えるため、天気は曇っていたり雨が降っていることの方が多いです。

 

 

 

梅雨の養生として、梅雨は湿度が高く、体の水の回りが悪くなり、体に余分な水分が溜まりやすいです。結果的に浮腫みやすくなります。

十分な睡眠で疲れを持ち越さない、胃腸の働きが弱くなりやすいため、冷たいものや油物、甘味の過食は避け、バランスよく食事を摂りたいですね。

 

 

 

また、なかなか難しいですが、出来れば何も考えずぶらぶらと散歩するなど軽く体を動かして、体の気血の巡りをよくする。

 

 

 

入浴で発汗させ、体の余分な水分を発散するとバランスが調います。

 

 

 

この梅雨時期も、疲れを溜め込まず、持ち越さず、毎日健やかに過ごせるようにしていきたいです。

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

参考文献

『内経気象学入門』 著者: 橋本 浩一

『臓腑経絡学』 監修:藤本蓮風

 

 

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「湿熱と気滞湿阻の小便不利」について、お話をしていきたいと思います。
 
 
 
まずは湿熱の小便不利についてです。
 
 
 
湿熱の邪が侵入したり、水湿が長期間停滞して化熱し、湿熱が停滞したことで三焦の水道が通じなくなることで起きます。
 
 
 
お小水は、量が少なく濃いことが特徴です。
 
 
 
この場合、中焦の湿熱により、食欲不振、悪心、嘔吐、口苦、口粘、口渇あるもあまり飲みたがらない、便秘または泥状便などの症候がみられることです。
 
 
 
また、舌質は紅、舌苔は黄膩、脈が濡で数を呈します。
 
 
 
治法は、清熱利湿、攻逐水湿を用います。
 
 
 
次に気滞湿阻の小便不利についてです。
 
 
 
情緒の抑うつにより肝気が鬱滞し、気滞にともなって水道が通じなくなり発生します。
 
 
 
この場合、肝胃不和を起こし、胸脇部の脹り、口苦、食欲不振、噯気、食べると腹が脹る、呑酸がみられるといった症状を呈することです。
 
 
 
また、舌質は紅、舌苔は薄黄、脈弦を呈します。
 
 
 
治法は、疏肝解鬱、行気利水を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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