東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診について2

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こんばんは坂口です。

 

 

 

 

前回の続き。

 

 

 

 

 

今回は飲食に関する問診について書いていきます。

 

 

 

 

飲食の問診は脾胃の状態、陰陽、病の予後などを把握するために行います。

 

 

 

 

 

簡単に説明すると胃腸の働きはどうなのか、体の中の状態は熱に偏っているか、冷えに偏っているか、

 

 

 

 

 

症状は良くなっていくのか悪くなっていくのかなどがわかります。

 

 

 

 

 

脾胃は体内へ取り入れた飲食物を栄養に変え、全身を養う大切な働きをしているので、飲食は重要な問診項目になります。

 

 

 

 

 

飲食の問診で患者さんに確認させて頂く主な項目として口渇の有無、実際の水分摂取の量と飲み方、

 

 

 

 

 

 

食欲の有無、実際の食事量と食事の時間、味の好みなどがあります。

 

 

 

 

 

 

今回は口渇と水分摂取について。

 

 

 

 

 

 

口渇とは喉が渇き水分を欲することを言い、口の中が乾燥することではありません。

(口の中の乾燥は口乾です)

 

 

 

 

 

 

口渇がある場合、体内の水分が不足している状態であり、水分自体が少ない場合、熱によって水分が減ってしまっている場合、

 

 

 

 

 

 

もしくは体の一部分で水分の流れが阻害されている場合などが考えられます。

(陰虚、熱証、湿痰、瘀血、陽虚など)

 

 

 

 

 

口渇がありゴクゴク沢山飲め、尚且つ年中冷たい飲み物を欲するようであれば体の状態は熱に傾いている可能性が強まります。

 

 

 

 

 

 

口渇があっても実際には温かい物を欲する場合は体が冷えに傾いていると考えられます。

 

 

 

 

 

 

口渇と実際の水分摂取量や欲する飲み物だけでも体の状態についてこれだけ確認できます。

 

 

 

 

 

患者さんからしたらなぜこんな事を聞くんだと思う事にも大切な意味がありますし、

 

 

 

 

 

患者さん自身の生活状況の見直しにもなります。

 

 

 

 

 

長くなりましたので次回に続く。

 

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肉食について⑦

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

肉食について

 

 

 

肉食について②

 

 

 

肉食について③

 

 

 

肉食について④

 

 

 

肉食について⑤

 

 

 

肉食について⑥

 

 

 

今回は、東洋医学的、西洋医学的にみた鶏肉を比べてみたいと思います。

 

 

 

まずは西洋医学的な見解からです。

 

 

 

鶏肉の栄養素の中でも、特に注目したいのがタンパク質です。

 

 

 

タンパク質はみなさんご存知の通り、体に必要な三大栄養素の一つで、筋肉や皮膚、髪、爪、内臓など、体のあらゆる組織をつくるのに欠かせません。

 

 

 

その他にも、ホルモンや酵素、免疫力を高める抗体を作る役割も持っております。

 

 

 

また、タンパク質を構成するアミノ酸の中には、体内では作られない必須アミノ酸があり、鶏肉には多くの必須アミノ酸がバランスよく含まれています。

 

 

 

鶏肉には、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンKなど、数種類のビタミンも豊富に含まれています。

 

 

 

ビタミンとアミノ酸を同時に摂取することで、ビタミンがアミノ酸の働きを助ける効果があるため、アミノ酸の効果・効能もより期待できると言われています。

 

 

 

その他の代表的な効能として、脂肪肝の予防や、美肌効果、疲労回復、悪玉コレステロールの減退などに効能があると言われています。

 

 

 

女性が喜びそうな効能がたくさんありますね。鶏肉はほかの肉と比べると、ヘルシーなイメージがありますからね。

 

 

 

続いて、東洋医学的な見解です。

 

 

 

鶏は、五行でみますと、五畜の「木」に属します。

 

 

 

効能として、人間のエネルギーとなる、気や血を補う「益気養血」や、胃腸を温め胃腸を丈夫にして機能回復をする「温中補脾」、腎の機能を回復して生殖機能を高める「補腎益精」などがあります。

 

 

 

基本的に、消化吸収をよくして、エネルギーの回復を行うという感じです。

 

 

 

病後の衰弱あるいは、疲労が募り、胃腸の働きが鈍って食欲がないとき、気力がなく痩せてしまうような時などは、いいかもしれません。

 

 

 

鶏肉の属性として、寒熱は温性で作用は潤、昇、五味は甘、臓腑は脾と肺です。

 

 

 

  「温性」の為、体を温める作用があり、「潤」の作用があるため、体の水分を潤す作用があり、「昇」の作用があるため、発汗させ寒気(邪気)を追い払うことに役立ちます。

 

 

 

 また、「甘」の為、甘い味で緊張をゆるめ、滋養する作用があります。

 

 

 

 しかし、「温性」の為、体に余分な熱を籠らせやすい性質があります。

 

 

 

なので、身体の冷却水の不足により、熱が溜まってしまっている「肝陽上亢」の方は控えめに。

 

 

 

体に熱が籠りすぎてしまっている時に「昇」の作用のある食材を取りすぎると、籠った熱を上へ上げる恐れがあるため、体に悪影響を与える可能性があります。

 

 

 

また「潤性」であるため、余分な水分を生じやすく、病理産物である痰を形成しやすくないます。

 

 

 

その為、食べすぎで消化不良を起こし、体内に老廃物の溜まってしまっている「食積痰湿」の方は控えめにした方がいいかもしれません。

 

 

 

内臓は豚肉、牛肉と同様、部位により性質や効能などが違います。           

 

 

 

続く

 

 

 

参考文献

東方栄養新書 メディカルユーコン

 

 

 

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