東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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やっぱりという思い

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こんばんは、松田です☆”

 

 

 

また台風が来ているようですが、備えはしなくてはいけませんが、次は影響が少なくて済むことを願います。

 

 

 

 

先日、膝痛の方を治療している際、こんなやりとりがありました。

 

 

 

 

この方は元々デスクワーク中心であまり動かず膝痛もなかったのですが、定年後掃除の仕事につき体を酷使するようになってから膝痛が出ている方です。

 

 

 

 

鍼で痛みは徐々に良くなっているものの仕事で負荷が強くかかると痛みが出てしまうという状態だったため、家族の方から病院で検査してみたらという話になったそうです。

 

 

 

 

病院を受診し、MRIと血液検査を受けたそうですが、結果としては痛み止めと湿布を処方され、この状態に体が慣れると痛みも減ってくるということで経過観察になったそうです。

 

 

 

 

この方は、これまで膝以外でも病院には何度も行かれており、ある程度検査後に言われることが分かっていた様で、やっぱりこんな感じかと思ったそうです。

 

 

 

 

また以前膝の注射も受けてあまり変化がなく、鍼の方が直後効果もあり、運動指導もあり、効いてる感じがして良いという事でした。

 

 

 

 

鍼がいいというのは良かったですが、検査等をしたのにやっぱりそうなのかと肩を落とすような思いをさせてしまった事は非常に良くないと思いました。

 

 

 

これは、鍼でしっかり痛みをとれておらず、不安があり病院を受診した方がいいという思いにさせてしまったことが原因だと思います。

 

 

 

 

この方は体が冷えることで色々な影響が出やすい方なので、これから本格的に冬になる前に治療して痛みを取り、また運動指導等も合わせて痛みの予防も踏まえて、しっかりと対応して肩を落とすような思いをさせないようにしなければと思いました。

 

 

 

 

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おばんでございます。樫山です。

 

 

 

 

前回は、東洋医学で湿疹と類似する、「疹」と「斑」について書きました。

 

 

 

 

前回のブログ

 

 

 

 

それぞれ詳しくみていきます。

 

 

 

 

まず、「疹」について。

 

 

 

 

「疹」とは、皮膚表面に粟粒状で隆起した赤色の小さい発疹を指していて、手でさするとひっかかるものを指していました。

 

 

 

 

症状による中医診断と治療には「疹」を症状の特徴と原因から4つに分類されています。

 

 

 

 

(1)熱入営血の疹

 

高熱が持続し、躯幹や四肢に紅色あるいは暗紫色の斑点が発生し、圧しても褐色せず、表面は平滑で正常皮膚面が介在し、煩躁、うわごと、ひきつけなどを伴うことが特徴。

 

熱性疾患の経過でみられ、湿熱の邪が営血に内陥して血を損傷し、血液が外溢して発疹を生じるとあります。

 

 

 

 

(2)風熱挾湿の疹

 

急性に生じる紅色あるいは淡紅色粒状丘疹で、大小不揃いで痒みが強く、熱感、胸苦しさ、いらいらなどを伴うことが特徴。

 

風熱の邪に湿邪を伴ったもので、体内の暑熱邪が体表の寒湿によって鬱し熱と湿が体表に欝滞して皮疹を生じるとあります。

 

 

 

 

(3)風寒鬱閉の疹

 

突然に淡紅色の皮疹が生じ寒冷によって増悪し、遊走性に痒みがあり、皮疹の大きさは大小バラバラなのが特徴。

 

発汗などで風寒の邪を受けた時に、邪が営分や衛分に鬱して気血と争い皮膚に外透して発疹を生じるとあります。

 

 

 

 

(4)血虚による疹

 

淡紅色または蒼白の米粒大から大豆大の皮疹が反復して生じ、夜間に悪化し、慢性に経過し、動悸や頭がぼーっとする、焦燥感、顔色につやがないなどが特徴。

 

血が不足する事で体表を守る力が不足し、(3)とおなじように風邪が容易に侵入し発疹を生じるとあります。

 

 

 

 

(1)〜(4)はそれぞれ症状に違いはありますが、いずれも熱がうまく発散されず、体内に鬱してしまい気や血に影響し、その結果、さまざまな形の疹として発病してしまいます。

 

 

 

 

続く・・・

 

 

 

 

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