東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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季節湯④

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

4月も中旬になりましたね。

 

 

 

桜もほとんど散ってしまいましたが、皆さんはお花見には行かれましたか?

 

 

 

私は、行っていないのですが、往診中に都内の桜をたくさん見ることができました。

 

 

 

今回は4月の季節湯である、桜湯について書いていきます。

 

 

 

桜湯といって想像するのは、湯面に桜の花びらが綺麗に浮かんでいて、風流だし高級旅館なんかにありそう!みたいな感じですが、実際は違うようです。笑

 

 

 

桜は桜でも使用するのは樹皮のほう。

 

 

 

桜の樹皮である「桜皮」は、江戸時代に中国の漢方をヒントにして作られた日本独自の生薬です。

 

 

 

桜皮に関する記事はコチラ

 

 

 

フラボノイド(サクラネチン、ゲンカニン、サクラニン、グルコゲンカニンなど)を含有しており、咳止めにも使われています。

 

 

 

また、打ち身、肌の湿疹、蕁麻疹、あせもなどに効果があり、桜皮を使った桜湯で肌トラブルの改善も期待でき、湯気を吸い込むことで喉にも優しく、やわらかな香りにはリラックス効果もあります。

 

 

 

人にもよると思いますが、お風呂でリラックスできて、桜の香りでリラックス効果倍増ですね!

 

 

 

では桜湯の作り方です!

 

 

 

  1. 桜の樹皮を剥いで刻み、天日干しをして乾燥させます。

 

 

  1. 乾燥させた樹皮を布袋またはお茶パックなどに入れます。

 

 

  1. 袋と水を鍋に入れ、15分〜20分煮出します。

 

 

  1. 煮汁と袋を湯船に入れます。

 

 

 

樹皮を煮込むので、色合い的には綺麗な桜色!ではないのかもしれませんね。

 

 

 

公共の場にある桜を傷つけることはできませんが、最近では、漢方薬局でも桜の樹皮が入手できます。

 

 

 

また、花屋さんで桜が枝で売られていたりもしますので、ぜひ、花を充分に堪能した後に試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

花びらも一緒に浮かべれば、さらに春っぽさが感じられるのでおすすめです。

 

 

 

続く

 

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

七病は以下の通りです。

 

 

 

1.肉体的な病気が治る。

2.風痹が治る。

3.湿痹が治る。

4.寒痹が治る。

5.熱がさがる。

6.垢が除かれる。(きれいになる)

7.だるさや眼の疲れが治る。

 

 

 

色々な説がありましたので、間違っていましたら申し訳ございませんm(__)m

 

 

 

2~4に関しては、さすが中国から伝来してきたものって感じですね。

 

 

 

2~4に関して詳しくはこちら

院長関連ブログ

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人や症状によっては悪化してしまうものもあるとは思いますが、普遍的ですよね。

 

 

 

入浴ということだけで、これだけの教えを説いていたというのは驚きですよね!

 

 

 

七福は以下の通りです。

 

 

 

1.常に健康でいられる。

2.清浄となって面目端正、人からも敬われるようになる。

3.身体つねに香ばしく、衣服も綺麗に保てて、会う人が喜んでくれる。

4.肌がつやつや、威光ぴかぴか。

5.多くの人が従ってくれて、垢や塵も払拭。

6.口臭がせず、人に教えを説いても気にならない。

7.衣装はきらびやかになり、会う人は畏まってくれる。

 

 

 

これも、現代とあまり変わりませんね。

 

 

 

入浴という文化がない時代、こういう教えを説いてメリットを伝える必要があったのでしょうね。

 

 

 

入浴することにより、口臭が改善するのがイマイチ疑問ではありますが。笑

 

 

 

普段の生活で当たり前の様に行っている入浴ですが、紐を解いてみると色々な歴史があって面白いですね。

 

 

 

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