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こんばんは 浅田です
前回の続き
参照
これまで、温病の臨床で用いられる袪邪方法と扶正方法の各種類について解説してきました。
当然ながら、袪邪や扶正をむやみに適当に用いてはなりません。
病態に対して不適切であれば、悪化させることも多いにあります。
正気の虚と邪気実の割合がどの程度なのかを明確にし、袪邪に重点を置くのか、扶正に重点を置くのかが重要になってきます。
邪気が旺盛と言ってもなんの邪が旺盛なのか、正気の虚と言っても何が弱っているのかを見極め、適切な治法を選択することが大事なのです。
温病を治療する上では、
袪邪方法
解表法、清気法、袪湿法、通下法、清営法、涼血法
扶正方法
滋陰法、益気法、助陽法
を、しっかり覚えておきましょう。
参考文献
『ほくと50号』 北辰会
『北辰会方式理論篇』 緑書房
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こんばんは 浅田です
前回の続き
参照
前回は、解表法、清気法、袪湿法を紹介しました。
今日は、通下法、清営法、涼血法について簡単に解説します。
4 通下法
温病の場合の通下法は、胃腸に籠った熱を冷やして下します。
冷やして下す為、寒下、瀉下清熱と言います。
実熱の反応を呈している、上廉、天枢、大腸兪、合谷などが選穴候補となり、治療後に、臭いのキツい大便が出たり、色が濃く臭いのある小便が大量に出てきます。
5 清営法
清営法は、営分の熱を冷まします。
営分の熱は、気分に浮かせながら取り除いていくのが基本だと言われています。
配穴は、章門、天枢、至陽が候補として挙がります。
6 涼血法
涼血法は、血分に入った熱を冷ます治療法です。
三陰交、膈兪、血海が選穴候補となり、手足の十井穴から刺絡も一つの方法です。
続く…
参考文献
『ほくと50号』 北辰会
『北辰会方式理論篇』 緑書房
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