東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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六淫の外邪⑩

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

先日、両親に呼び出されました。

 

 

 

ワクチン接種の予約をしたいけど、電話は繋がらないし、送られてきた用紙があるが、サイトへの入り方がわからないとのことでした。

 

 

 

両親は70歳過ぎなのですが、更に高齢の方達はもっとわからないのでしょうね。汗

 

 

 

ちなみに、サイトにたどり着けましたが、混雑により入れませんでした。

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

前回まで、暑邪に関して書いてきました。

 

 

 

今回からは、火邪について書いていこうと思います。

 

 

 

火邪と暑邪の性質は似ているところがあります。

 

 

 

火邪と暑邪は元来自然界の灼熱の気温を指します。

 

 

 

火と暑は陽熱の邪です。

 

 

 

熱は火の兆しで、火は熱の極みといわれる様に、火と熱は性質が同じですが、程度が違います。

 

 

 

火は熱が極まったものであり、その性質は炎上することです。

 

 

 

その為、暑邪同様、陽邪で燔灼させ、炎上させる性質があり、傷津耗気しやすいです。

 

 

 

また、火邪は夏季前半の主季と考えられており、暑邪ほど季節性は無いと考えられています。

 

 

 

暑は夏季後半の主季と考えられており、徐々に雨水が多くなるため、「暑は多く湿を挟む」といわれ、火は湿を挟まないと考えられています。

 

 

 

参考文献

『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房) 

『中医弁証学』著:兵頭明、 柯雪帆 (東洋学術出版)

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

 

 

 

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軟脈(濡脈)

 

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の続き

 

 

 

浮脈

浮脈②

沈脈

沈脈②

遅脈、数脈

遅脈、数脈②

遅脈、数脈③

遅脈、数脈④

虚脈

虚脈②

実脈

実脈②

滑脈

滑脈②

濇脈

濇脈②

洪脈

洪脈②

微脈

微脈②

細脈

細脈②

伏脈

伏脈②

緊脈

緊脈②

弦脈

弦脈②

弦脈③

緩脈

緩脈②

長脈、短脈

長脈、短脈②

長脈、短脈③

長脈、短脈④

芤脈

芤脈②

革脈

革脈②

弱脈

 

 

 

参照

 

 

 

 

今日は軟脈(濡脈)について

 

 

 

軟脈は、字の如く、非常に軟らかい脈です。

 

 

 

『脈経』には、

 

 

 

軟脈極軟而浮細.

 

 

 

と書いてあります。

 

 

 

軟らかく、尚且つ、浮いて細い脈であり、

 

 

 

軽く触れると拍動を感じるが、少し按ずると消えてしまう、無力で細い脈です。

 

 

 

まるで、水に浮かべた濡れた衣を触るような感覚だと言われており、

 

 

 

軟脈は濡れた脈、濡脈とも言われます。

 

 

 

濡れているような脈であることから、湿に関係する病理を示し、

 

 

 

軟らかくて弱い脈であることから、正気の弱りも示します。

 

 

 

大病の後や出産の後にこの脈が診られるのは、気血が損傷されて、まだ回復していないことを現わしています。

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

『現代語訳素問』東洋学術出版社

『漢辞海』三省堂

 

 

 

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