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こんばんは!樫部です。
本日は、前回の続きとして、「食欲と実際の食事量について」お話ししていきたいと思います。
前回のお話はこちら!
まずは食欲についてです。
お腹がすいているが思ったほど食べられない、お腹はすかないが食べようと思えば食べられる、お腹はすかないが食べたいと感じて食べる、食べたいのにお腹が脹って食べられない場合などは、いずれも「食欲あり」とみなします。
お腹はすくが全く食べる気がしない、食べたいと思わないが食べているうちに少しずつ食欲が出てくる場合などは「食欲がない」とみなします。
お腹はすくのか、食べたいと感じて食べられているか、量的には通常と比べてどれだけ食べられているのか、無理して食べるとどのような身体症状が出てきてしまうのか等々、細かくお話を聞いていくことで、お身体がどのような状態か明らかになってきます。
次に食事量についてです。
大食すれば脾胃を痛め、脾胃が弱ったり、肝鬱緩めようとしたりして甘味を欲します。
食欲旺盛で食べても、すぐに空腹になってしまうことを消穀善飢といい、胃火亢盛であることが分かります。
空腹になりやすく、大食する場合で、
大便溏薄、腹部膨満、消化不良を呈するのは胃熱脾寒であり、
小便が多く、身体が痩せているのは中消証であるとされています。
また、久病で食欲がなく、食事を受け付けなかったなかった人が突然暴食することを除中といいます。
少食が長期間持続することで気血が弱ってしまいます。
新病で食欲がなく、胃脘部痞満、腹部膨満、舌苔厚などを呈する場合は、脾湿不運であり、
久病で食欲がなく、顔色萎黄、倦怠無力を呈するものは脾胃虚弱とされています。
また、空腹感はあるものの食欲がない、時々乾嘔がみられるものは胃陰虚が疑われます。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
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こんばんは!樫部です。
本日は前回の続きで、問寒熱のポイントについて、お話ししていきたいと思います。
前回のお話しはこちら!
悪寒発熱があれば表証の可能性が高くなり、無ければ裏証の可能性が出てきます。
表証とは、つまり太陽病、衛分証、上焦証のことを指します。
表証の場合は、悪寒発熱の所見が重要となってきますが、その他の症状についても聞いていくことで、より表証の弁証を確定することに繋がり、舌脈所見と刷り合わせることで確定させていきます。
頭痛や身体痛は、邪が体表部位の経絡に鬱滞して、気血の運行を妨げることによって起きます。
また、肺は皮毛を主り、鼻は肺の竅である為、邪気が皮毛や口鼻から侵入すると、肺の宣発粛降機能が失調してしまい、鼻閉、鼻汁、咳嗽が起こりやすくなります。
舌については、邪が体内に深く侵入していないと舌苔の変化は顕著に現れないものの、風寒表証では普段よりも舌が潤い、風熱表証では舌尖や舌辺が紅くなるといった特徴がみられます。
脈は、外邪が表を襲うと正気が抗争する為、脈気が外に向かって流れる為、一般的には浮脈となります。
表証の場合は、必ず悪寒か発熱のいずれか、または両方同時に存在します。
まずは表寒証なのか、表熱証なのかを身体症状を確認することで区別を明らかにしていきます。
悪寒が重く、発熱が軽いということであれば、表寒証、
発熱が重く、悪寒が軽いということであれば、表熱証であるといえます。
表寒証と表熱証の違いをまとめると、次の通りです。
無汗、口渇なし、苔薄白、舌質は不変とされるが普段よりも湿潤、脈浮緊
無汗または有汗、軽度の口渇、舌尖・舌辺が紅い、脈浮数
他に、畏寒はあるが発熱しないものは但寒不熱で寒、発熱のみで悪寒がしないものは寒熱往来といいます。
また、不定期な発作に加えて胸脇苦満、口苦、咽乾、食欲減退、脈弦がみられる場合は、少陽病の半表半裏証の可能性があります。
問寒熱についてのお話は以上です。
次回は「飲食と味覚」について、お話していきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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