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こんばんは、角田です。
前回までの話
最初の7年期を第1・7年期と呼び、からだをつくることが大きな課題でした。
この頃の子どもは、まねをする存在で、手本である大人を模倣していくことが教育の基本となるといいましたね。
続いて第2・7年期(7歳から14歳)は魂の領域、「感情」の教育の時期で、身体の変化としては歯が生え変わるのが目安みたいです。
この時期には、いろいろな芸術的刺激を与えることが大事となり、芸術体験によって、世界は美しいと感じる教育を目指します。
また、この時期には、「9歳の危機」と呼ばれる大きな節目があります。
ここで模倣の時期が終わると考えられています。
9歳を迎え、模倣の時期が終わり、「自分」と「周り」の世界があることを知り、自分は「1人」と実感し、親が「他人」なんだと気付くそうです。
感覚的にいうと、これまで、母親を包み込んでくれている存在、母親と一体化している、と感じていたのが、自分の隣にいる感じに変わるそうです。
「隣に感じるようになる」というのは、もう、母親の体に子どもは包まれていないのです。
子どもは、母親のひざから立ち上がり、母親の隣に座ったのです。
母親のひざから降りた9歳の子どもたちは、自分の周りにいる人たちが、自分とは別の人であることを実感するようになります。
そのとき<死>の恐怖を味わい、孤独感や寂しさにおそわれます。
9歳は、幼児期に別れをつげ、別の世界に入っていく子どもにとっては一番大事な時期なのです。
この変化は子どもにとったらとても不安なもので、実は、思春期よりも気をつけないといけないみたいです。
最後に第3・7年期は、精神の領域の教育の時期で、理論的に「思考」することが可能になります。
それ以前のように、教師などの大人を通してでなく、自分自身がまわりの世界に興味をもって意識的に関わっていくことを試行誤差してやっていきます。
まわりの世界は正しいという感情をもつことができるような体験や学びが必要です。
以上の3つの時期では、子供は周りの世界と、大人とは異なった関わり方をしてくると考えます。
そして、この3つをバランスよく身に付ける事で、 シュタイナーのいう「自由への教育」は完成するだと思います。
このシリーズも長くなってきましたが 、もう少しお付き合いお願いします。
次回へ続く。
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こんばんは、森岡です(^_^)
最近の新聞から気になる記事を。
以下引用
公立校教員 精神疾患で休職5458人
09年度にうつ病などの精神疾患で休職した公立学校の教員が、過去最多の5458人に上ることが文部科学省の調査で分かった。
17年連続の増加で00年度の2.4倍。
・・・・・増加に歯止めがかからず、「長時間労働や保護者からの要望の多様化など、複数の原因が絡み合っていると推測される」と分析した。
精神疾患の多くはうつ病とみられ、パニック障害や統合失調症も含まれるという。
毎日新聞より 引用終わり
教育者病んでますよねぇ・・・
これから教育者になるかもしれない僕にとって、この状況は非常に気がかりです。
僕は楽天的なので、この様にはならないと思うけれども(笑)、
このような状況の方が同僚となったり、また生徒さんにいるという場面は、これからもっと増えると思われます。
これは、公立学校のみのデータでしたが、私立も含めると、相当な数に上るんじゃないでしょうか。
また、年代別データを見てみますと、
20代364人(6.7%)、30代1048人(19.2%)、40代1926人(35.3%)、50代以上2120人(38.8%)
となり、40代以上で過半数以上を占めていました。
(因みに、全教員の年代別比率は20代9.6%、30代22.4%、40代36%、50代以上32%)
若い人の方が多いと思いきや、意外と中高年の方々の方が病めている訳です。
つまり、年齢を重ねるとともに職責が重くなり、精神的負担が多くなるのと同時に、
肉体的な衰えが進み、それによっても精神を病むということが見て取れます。
西洋医学では精神面ばかりに着目がおかれ、やれ抗不安剤や、やれ向精神薬などが大量に処方されます。
これで治るものも中にはあるでしょう。
しかし、精神的疾患は、そんな単純な病気ではありません。
肉体的な負担から精神にくる、とういうパターンだってあるのです。
この、肉体的負担というものを和らげる治療法は、西洋医学にはほとんどありませんし、だからこそ、見落とされがちです。
また、この様な病気になってしまう人たちは、自分が感じている以上に体が疲れてしまっている人が多いように思います。
肉体的負担に、最も効果を発揮するのが、鍼灸であると僕は思います。
肉体面から精神面へのアプローチという着眼点は、非常に重要なのではないでしょうか。
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