東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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胃脘痛とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「胃脘痛」の続きで「脾胃虚寒と寒邪犯胃の胃脘痛」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
前回のお話はこちら!
 
 
 
いずれの場合も寒証で、温めると痛みが軽減する点では同じですが、虚寒と実寒の違いがあります。
 
 
 
まずは、脾胃虚寒の胃脘痛についてです。
 
 
 
気虚体質や慢性病による消耗などにより、脾胃の陽虚をきたして内寒を生じ、胃が温養されないために発生します。
 
 
 
この場合、心窩部の持続性の鈍痛、食欲不振、摂食量が少ない、水様物の嘔吐がみられます。
 
 
 
心窩部を押さえたり暖めたりすると楽になり、空腹時に疼痛が増悪し、食後に軽減する、また、冷えると増悪するという特徴を持ちます。
 
 
 
虚寒というだけあって、寒がる、四肢の冷え、水様便、尿が薄く量が多いという冷えの所見が目立ちます。
 
 
 
疼痛が増減しながら数年経過し、重篤になると吐血や血便がみられる場合もあります。
 
 
 
舌質は淡で嫩、舌辺に歯痕、舌苔は薄白で滑、脈は沈遅あるいは濡弱がみられます。
 
 
 
気虚が明らかにある場合は、顔色に艶がない、痩せる、倦怠感、食欲不振、摂食量の減少がみられ、重篤になると下腹部の下墜感、慢性の泥状便、脱肛がみられるようになります。
 
 
 
治法は、温養脾胃を用います。
 
 
 
次に寒邪犯胃の胃脘痛についてです。
 
 
 
寒冷に曝されたり、生ものや冷たいものを多量に摂取したことにより、寒邪が裏に入って脾胃を侵すと発症します。
 
 
 
突然締め付けられるような強い上腹部痛がみられ、温めると緩解する特徴を持ちます。
 
 
 
痛むときには悪寒を伴い、唾や涎が多く、口渇無し、喜温飲、舌苔白、脈が緊といった所見がみられます。
 
 
 
治法は、温胃散寒を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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出血のメカニズム

 

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

本日は「出血のメカニズム」について、お話していきたいと思います。

 

 

歯肉出血、鼻血、痰に血が混じる、血便、不性器出血などなど、部位は違えど「出血」をお困りの症状として、鍼灸院へ来院される方もいらっしゃいます。

 

 

出血の治療をする場合、なぜ出血が起こるのか、どのようなメカニズムで起こるのかということを頭に置きながら、四診して治療方針を決めていきます。

 

 

また、出血に伴う正気の弱りが、どの程度まであるのかということも常に意識しておかないといけません。

 

 

出血イコール実だ!と瀉していると、正気が弱ってしまい、逆に症状が悪化してしまったり、

 

 

出血していて正気の弱りが心配だ!ということで、補法ばかりに重きを置いてしまっていると、邪実を瀉して出血を止めて、正気を守るという機会を逃してしまいます。

 

 

出血症状に限りませんが、正邪弁証で虚実のウエイトをはっきりさせた上で治療に臨むことが重要なのは、こういった理由から言われます。

 

 

では、出血のメカニズムについて、お話していきたいと思います。

 

 

主に6つに分類され、虚実、寒熱と様々なメカニズムで引き起こされます。

 

 

実証で、心と肝の臓に原因があることで引き起こされる出血は、次の通りです。

 

 

1.栄血熱盛 迫血妄行

 

2.肝不蔵血 疏泄失調

 

3.瘀血阻絡 血不循経

 

4.打撲外傷 血絡破損

 

 

また、多くは虚証で、脾と腎の臓に原因があることで引き起こされる出血は、次の通りです。

 

 

5.元気虚損 気不摂血

 

6.脾腎陽虚 統摂無権

 

 

また、これらを寒熱の観点からみてみると、1と2は多くが熱証で、5と6は寒証といえます。

 

 

このように、臓象学説、寒熱、虚実の観点からまとめると、上記のように規則性とまとまりがあることがわかります。

 

 

つづく

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店

『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

『鍼灸医学における実践から理論へ パート4』
藤本蓮風著、谷口書店

 

 

 

 

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