お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話・・・
相撲と東洋医学(その1)
相撲と東洋医学(その2)
相撲と東洋医学(その3)
続き行きます!!
行司さんが発する掛け声「はっけ(き)よい」にも、当然、東洋思想が組み込まれています。
有力な説として2つあります。
1つは、「発気揚揚(はっきようよう)」説で、もう1つは、「八卦(はっけ・はっか)良い」説です。
「発気揚揚」説
発気揚揚という言葉が、つまって「はっきよい」となったという説です。
発気は「気を発すること」で、揚揚は「得意げなさま」を表す言葉です。
転じて、「もっと気を発して戦え、気を充実させろ」という力士に奮起を促す意味で、使われています。
「気」の思想が、一般的に普及していたことが伺えますね。
また、「気」が人間の
動きや強さを左右する要素
だと認識されていたんですね。
もう1つ、「声」によって、「気」に変化を起こすというのも、興味深いですね~。
「八卦良い」説
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」ということわざは、皆様にもなじみのあるものであると思います。
この「八卦」は、以前、少しお話した「易(えき)」における言葉です。
勉強会に行ってきました! 参照
古来、人々は「無」から「有」が生じると考えていました。
それを「易」では、太極(無)から両儀(陰陽)を生じると記されています。
両儀(陰陽)を、さらに陰陽でわけると、四象(陽中の陰とか陰中の陰とかですね)が生じるとしています。
さらにさらに、四象を陰陽でわけると「八卦」が生じます。
この「八卦」は、
万物の普遍的現象を具体的に表している8つの基本形
であります。
この8つは、
「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」
と表されます。
順に、
「けん・だ・り・しん・そん・かん・ごん・こん」
と読みます。
それぞれの示す意味は、順に、
「天・沢・火・雷・風・水・山・地」
となります。
乾坤一擲(けんこんいってき)という言葉がありますが、そのもとは「易」の乾と坤(天と地)からきています。
「易」では、この8つの基本形を、さらに複雑に組み合わせることにより、この世の全ての変化を表現しようとしたわけです。
つまり、「はっけよい」は「八卦良い」であり、全ての準備が整い、真剣勝負の場が出来上がった事を意味します。
また、相撲は古来、「天下泰平・五穀豊穣を祈る祭り事」であったことは、これまでに述べています。
ですから、勝敗がどの様に転んでも、「良い八卦となりますように」との願いも、込められていたのではないでしょうか。
この様に、国技・相撲には、東洋思想がふんだんに散りばめられています。
他にも、行司さんの軍配は月と太陽を象徴しているとか、まだまだあります(笑)
つまり国として、根底に東洋思想が根付いていた訳です。
現在、日本がこれだけ迷走をきわめている理由の一つとして、
日本という国の、根底にある思想がほぼ無いことも、挙げられるのではないでしょうか。
次回まとめです。
愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を!
こんばんは、森岡です(^_^)
今週は、長々と漢字について書いて参りました。
漢字を楽しむ(その1)
漢字を楽しむ(その2)
漢字を楽しむ(その3)
漢字を楽しむ(その4)
漢字を楽しむ(その5)
今回は、「陰陽」の「字解き」をしてみたいと思います。
病気とはどこから生まれるのか?
を、考えると、東洋医学的には
「陰陽の不調和」
です。
陰陽については院長ブログ 「陰陽(いんよう)」って何ですか? 参照
この陰陽が、何らかの原因でバランスを崩したものが「病気」となり、様々な症状を引き起こします。
素問『四気調神大論』にも、
「陰陽(の法則)に従えば生き、逆らえば死ぬ。陰陽(の法則)に従えば治まり、逆らえば乱る」
と書いてあります。
ですから、「陰陽」は非常に重要な概念です。
では、この陰陽とは何かを、中医学的におおまかに言うと、
①自然界における、全ての相対的事物(例:女と男、月と太陽、静と動など)を表現し、その変化を表すもの。
②人体の形(陰)と機能(陽)を表す。
③病気の深浅・勢い・性質(冷え傾向か熱傾向か)などを表す。
の、およそ3つにまとめられます。
ではこれを、次回は漢字から読み解いてみようと思います。
愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!! 清明院に皆様のお力を!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.12.10
23年ぶりの引越2025.12.09
牙齦萎縮(がぎんいしゅく)とは③2025.12.08
「先生」という仕事2025.12.06
婦人科⑬2025.12.05
学生さんへの治療2025.12.04
はじめまして2025.12.03
問診に関して56(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)④)2025.12.02
牙齦萎縮(がぎんいしゅく)とは②2025.12.01
第43回日本東方医学会終了!2025.11.30
プラセボとは(同一化の法則)⑪2025.11.29
婦人科⑫2025.11.28
認識の違い2025.11.27
問診に関して55(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)③)2025.11.25
牙齦萎縮(がぎんいしゅく)とは①2025.11.24
感謝を込めて2025.11.23
第43回日本東方医学会2025.11.22
婦人科⑪2025.11.21
反応の違い2025.11.19
問診に関して54(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)②)2025.11.18
牙歯焦黒(がししょうこく)とは②2025.11.17
血の病㉔2025.11.16
プラセボとは(同一化の法則)⑩2025.11.15
婦人科⑩2025.11.14
関心ごと2025.11.12
問診に関して53(⑨女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)①)2025.11.11
牙歯焦黒(がししょうこく)とは①2025.11.10
血の病㉓2025.11.09
プラセボとは(同一化の法則)⑨2025.11.08
婦人科⑨2025.11.07
良い季節2025.11.05
問診に関して52(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査④)2025.11.04
牙疳(がかん)とは②2025.11.03
血の病㉒2025.11.02
プラセボとは(同一化の法則)⑧2025.11.01
婦人科⑧2025.10.31
慎重かつ安全に2025.10.29
問診に関して51(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査③)2025.10.28
牙疳(がかん)とは①2025.10.27
そろそろ立冬2025.10.26
プラセボとは(同一化の法則)⑦2025.10.25
婦人科⑦2025.10.24
良い刺激2025.10.22
問診に関して㊿(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査②)2025.10.21
牙歯浮動(がしふどう)とは②2025.10.20
10月20日2025.10.19
プラセボとは(同一化の法則)⑥2025.10.18
婦人科⑥2025.10.17
身近なもの2025.10.15
問診に関して㊾(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査①)2025.10.14
牙歯浮動(がしふどう)とは①