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こんばんは 浅田です
日曜日は北辰会スタンダードコースに参加してきました。
今回のスタンダードコースは、北辰会関東支部20周年ということで、大変豪華な内容でした。
午前中は、竹下院長による 『臓腑経絡学の最重要点』
東洋医学と西洋医学の考え方の違いをわかりやすく講義して下さいました。
中でも、「森羅万象は気からできており、原子が存在し運動する空間である空虚(ケノン)も全て気である」という原子論と気一元の違いに、とても納得できました。
午後は、藤本蓮風先生による 『特別講演・刺鍼』
事前に情報も取らず、その場で会場から被験者を募り治療し効果を出す、
これを丁寧に一つ一つ意味を説明しながら何症例も実技披露をして下さいました。
私は近くで見せて頂き、蓮風先生の放つ気、動かす気、その場を作り出す気を感じることができました。
古代鍼や打鍼を持った瞬間に周囲の気や患者の気が動き、鍼を施す前から既に治療が始まっているのだと、近くで見ているだけで気の存在を「感得」することができました。
蓮風先生の後は、藤本新風先生による 『蓮風鍼法講義』
蓮風先生が披露して下さった数々の鍼法を、わかりやすく講義して下さり、実際に実技を見せて下さいました。
新風先生が押し手を構えると、私の目には見えないはずの衛気が、まるで見えたかのようにを感じることができました。
蓮風先生の講義の復習にもなり、如何にフェザータッチから刺鍼に繋げるか、2月の順雪会のとても良い予習になりました。
一日を通して、 気の在り方、鍼は効くということを「感得」することができました。
今回学んだことを、実際に臨床現場で発揮しながら、気の存在を五感で感じて、日々精進して参ります。
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こんばんは、坂口です。
前回
今回は若白髪について。
若白髪は東洋医学では鬚髪早白(しゅはつそうはく)と言います。
素問・上古天真論(じょうこてんしんろん)には、
「女子七歳. 腎氣盛, 齒更髮長; 二七而天癸至, 任脈通, 太衝脈盛, 月事以時下, 故有子; 三七, 腎氣平均, 故真牙生而長極; 四七, 筋骨堅, 髮長極, 身體盛壯; 五七, 陽明脈衰, 面始焦, 髮始墮; 六七, 三陽脈衰於上, 面皆焦, 髮始白; 七七, 任脈虚, 太衝脈衰少, 天癸竭, 地道不通, 故形壞而無子也.」
とあり、赤字部分には女性の場合は42歳で顔にしわが出始めて、白髪がぽつぽつと目立ち始めると書いてあります。(男性は48歳)
ちなみに素問・上古天真論は以前、養命酒のCMで「女は7の倍数」「男は8の倍数」という事を言っており、
養命酒のCMの原典が素問・上古天真論になります。
これぐらいの年齢になれば白髪がぽつぽつと生え始めてもおかしくはないですよね。
しかしこれよりも若い年齢で白髪が目立つくらい生えてきてしまっている場合、東洋医学的には
・肝腎両虚によるもの
・血虚生熱によるもの
・肝気欝結によるもの
といった風に分類されます。
次回はこれらの分類について書いていきます。
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