東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

Search Results for: 月

更年期と東洋医学

*****************************************************************************************

 にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

「エキテン」清明院サイト

 

読者の皆様、 こちらのバナーのクリックにご協力下さい!

*****************************************************************************************

 

 

 

こんばんは 浅田です

 

 

 

前回、反抗期と東洋医学について書きました。

 

 

 

女性は十四歳頃から、男性は十六歳頃から、生殖器を中心に身体が大きく変化する時期であり、それに伴ってココロや精神が乱れやすくなるという内容です。

 

 

 

反抗期と東洋医学

参照

 

 

 

生殖器が発達し始める時期に、精神の乱れが起りやすくなるということは、生殖器が衰退していく時期にも、精神の乱れが起こりやすくなるのです。

 

 

 

生殖器系統を始めとして身体が衰退していき、心身共に様々な症状が出てくる時期が「更年期」です。

 

 

 

更年期の一般的な精神症状の特徴としては、

 

 

 

・イライラしやすく、人に当たってしまう

 

・些細なことが気になってしかたがない

 

・気分の浮き沈みが激しい

 

・以前とは人格が変わってしまい、行動や言動に変化が出る

 

・理由もなく、憂鬱な気分になる

 

・不安感に襲われ、今後の将来に希望が持てなくなる

 

・物事に対してやる気が起きない

 

 

 

などが挙げられます。

 

 

 

 

『素問・上古天真論』には、

 

 

 

女子….七七任脉虚.太衝脉衰少.天癸竭.地道不通.故形壞而無子也.

 

(女性は七七(四十九歳)で、妊娠に関する脈が衰え、血が少なくなると月経が終わり、生殖器官が老化し、生殖能力が無くなる。)

 

 

 

丈夫….八八則齒髮去.腎者主水.受五藏六府之精而藏之.故五藏盛乃能寫.

 

(男性は八八(六十四歳)で、歯も髪も抜け去ってしまう。全身の活動の源である精をしまっている腎の臓が衰え、内臓も筋肉も骨も衰退し、生殖能力は尽き果てる。)

 

 

 

此雖有子.男不過盡八八.女不過盡七七.而天地之精氣皆竭矣.

 

(子供ができると言えども、男性は八八(六十四歳)が限度で、女性は七七(四十九歳)が限度である。この年齢を過ぎると男女の生殖能力は皆尽きてしまう。)

 

 

 

と書いてあります。

 

 

 

 

このように、女性は四十九歳、男性は六十四歳で、生殖器を始めとして、身体が大きく変化、衰退していくのです。

 

 

 

反抗期と同様に、身体が大きく変化する時は、ココロや精神も変化し、情緒が不安定になってしまい、上記に挙げた症状が出てきてしまいます。

 

 

 

女性の身体が成長し始める十四歳、そして衰えが始まる四十九歳。

 

 

 

男性の身体が成長し始める十六歳、そして衰えが始まる六十四歳。

 

 

 

この時期に、如何に心身の陰陽のバランスを整えてあげるかが大変重要になってきます。

 

 

 

 

参考文献

『中医心理学』 たにぐち書店

『症例から学ぶ中医婦人科』 東洋学術出版社

『全訳中医婦人科学』 たにぐち書店

『黄帝内経素問』 東洋学術出版社

『素問』 たにぐち書店

 

関連ブログ

院長ブログ

スタッフブログ

 

*****************************************************************************************

読者の皆様、こちらのバナーのクリックにご協力下さい!

 

 にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

「エキテン」清明院サイト

*****************************************************************************************

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

ビールについて④

*****************************************************************************************

 にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

「エキテン」清明院サイト

読者の皆様、 こちらのバナーのクリックにご協力下さい!

*****************************************************************************************

 

 

 

こんばんは。齋藤です。

 

 

 

梅雨明けしたと同時に、雨の日が増えてきましたね。

 

 

 

突然の大雨が増えているので、風邪をひかないよう気を付けてください。

 

 

 

前回の続きです。

ビールについて

ビールについて②

ビールについて③

 

 


お酒の弱い人はお酒を飲んだ時をイメージしてください。

 

 


顔が赤くなる、動悸がする、頭が痛くなる、全部、胸から上の症状かと思います。

 

 


お酒を飲んで体に余分な熱が入ると、体の上半身に熱がこもってしまい、こういった症状が出てくるわけです。

 

 


寒い季節に、エアコンで暖房を入れても足元が温まらないかと思います。

 

 

 

熱は上に上に行ってしまうものだからです。基本的には身体の上の方で症状が起こるわけです。

 

 


では『湿』とはなんでしょうか。

 

 

 

少量ではすぐに動きやすい『熱』の性質に隠れてしまいがちですが、『湿』は6月のジメジメを思い出して頂ければイメージしやすいと思います。

 

 


お酒を飲み過ぎた翌朝は、身体がだるい、頭が重い、やる気がでないことがあるかと思います。『湿』とは身体の中に溜まってしまった余分なお水のこと
なのです。

 

 


お酒は『湿』と一緒に『熱』も入っているので、『熱』によって水分が放散され身体は脱水状態です。

 

 

 

その時、体内にある液体はどうしても粘度が高いドロドロ状態になります。

 

 


この状態を東洋医学では『湿熱』がたまると表現します。なので、こうならないようにお酒を飲んだら同量の水をと言われるわけです
 

 

 

 

お酒の考え方で悪い例を先に出してしまうのが、鍼灸師の悪いところです。(東洋医学では通常『湿』と『熱』を外邪(がいじゃ)、つまり外から入ってくる、よろしくないものとして扱います

 

 


お酒の良い部分として

 

 


嫌いでなければ、ストレス発散になり、気分が高揚し、楽しい気持ちにしてくれます。

 

 

 

これは、体に滞った気を巡らせ、無意識にしている緊張などから、体を解放してくれます。

 

 

 

飲んでいる相手にもよるとは思いますが、、、、。

 

 

 

東洋医学では人の生まれ持った体質をいくつかのタイプに分類して考えます。

 

 


例えば、頑張り屋さんタイプはついつい働き過ぎて肩や首が凝ったり、寝付きも悪くて便秘しがちなどの考え方です。

 

 

 

そのようなタイプに合わせて身体にあったお酒との付き合い方があると言うのがその答えです。

 

 


お酒は『百薬の長』ですが、〜すぎは『百毒の長』になってしまいます。

 

 

 

悪すぎはもちろん、良すぎもきっと何かの反動ですので、何事も適量を超えると禁物と言った考え方です。

 

 

 

これは、お酒との付き合い方に関しても一緒です。

 

 

 

先日、適量のお話をしましたが、東洋医学は現象の医学、そもそもヒトの丁度いい飲酒量は○○mlなんて言い方はしません。

 

 


是非とも皆さんも自分にあった、ほどほど(中庸)を見つけてみて下さい。

 

 

 

関連ブログ

 

 

 

院長ブログ

 

 

 

スタッフブログ

 

 

 

 

*****************************************************************************************

読者の皆様、こちらのバナーのクリックにご協力下さい!

 にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

「エキテン」清明院サイト

*****************************************************************************************

清明院オフィシャルホームページ(PC)

清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ