東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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ビールについて④

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

梅雨明けしたと同時に、雨の日が増えてきましたね。

 

 

 

突然の大雨が増えているので、風邪をひかないよう気を付けてください。

 

 

 

前回の続きです。

ビールについて

ビールについて②

ビールについて③

 

 


お酒の弱い人はお酒を飲んだ時をイメージしてください。

 

 


顔が赤くなる、動悸がする、頭が痛くなる、全部、胸から上の症状かと思います。

 

 


お酒を飲んで体に余分な熱が入ると、体の上半身に熱がこもってしまい、こういった症状が出てくるわけです。

 

 


寒い季節に、エアコンで暖房を入れても足元が温まらないかと思います。

 

 

 

熱は上に上に行ってしまうものだからです。基本的には身体の上の方で症状が起こるわけです。

 

 


では『湿』とはなんでしょうか。

 

 

 

少量ではすぐに動きやすい『熱』の性質に隠れてしまいがちですが、『湿』は6月のジメジメを思い出して頂ければイメージしやすいと思います。

 

 


お酒を飲み過ぎた翌朝は、身体がだるい、頭が重い、やる気がでないことがあるかと思います。『湿』とは身体の中に溜まってしまった余分なお水のこと
なのです。

 

 


お酒は『湿』と一緒に『熱』も入っているので、『熱』によって水分が放散され身体は脱水状態です。

 

 

 

その時、体内にある液体はどうしても粘度が高いドロドロ状態になります。

 

 


この状態を東洋医学では『湿熱』がたまると表現します。なので、こうならないようにお酒を飲んだら同量の水をと言われるわけです
 

 

 

 

お酒の考え方で悪い例を先に出してしまうのが、鍼灸師の悪いところです。(東洋医学では通常『湿』と『熱』を外邪(がいじゃ)、つまり外から入ってくる、よろしくないものとして扱います

 

 


お酒の良い部分として

 

 


嫌いでなければ、ストレス発散になり、気分が高揚し、楽しい気持ちにしてくれます。

 

 

 

これは、体に滞った気を巡らせ、無意識にしている緊張などから、体を解放してくれます。

 

 

 

飲んでいる相手にもよるとは思いますが、、、、。

 

 

 

東洋医学では人の生まれ持った体質をいくつかのタイプに分類して考えます。

 

 


例えば、頑張り屋さんタイプはついつい働き過ぎて肩や首が凝ったり、寝付きも悪くて便秘しがちなどの考え方です。

 

 

 

そのようなタイプに合わせて身体にあったお酒との付き合い方があると言うのがその答えです。

 

 


お酒は『百薬の長』ですが、〜すぎは『百毒の長』になってしまいます。

 

 

 

悪すぎはもちろん、良すぎもきっと何かの反動ですので、何事も適量を超えると禁物と言った考え方です。

 

 

 

これは、お酒との付き合い方に関しても一緒です。

 

 

 

先日、適量のお話をしましたが、東洋医学は現象の医学、そもそもヒトの丁度いい飲酒量は○○mlなんて言い方はしません。

 

 


是非とも皆さんも自分にあった、ほどほど(中庸)を見つけてみて下さい。

 

 

 

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こんばんは。上村です。

 

 

 

 

先日患者さんから学んだことがありました。

 

 

 

 

その患者さんは、週初め伺ったときは睡眠不足が続き体調はあまりいい状態ではありませんでしたが週末にかけてどんどん体調が良くなってきていると往診に行ってるスタッフから聞きました。

 

 

 

 

よくよく話を聞いてみると、土曜日に飲み会がありすごく楽しみにしているとのことでした。

 

 

 

 

 

 

患者さんからは、一人暮らしで家にいることが多く、外出する機会も以前より減り、月に数回通院の合間にヘルパーさんと外食するのが今の楽しみだと仰っていました。

 

 

 

 

 

体調が良くなった背景にはいろいろあると思いますが、患者さんにとって週末の飲み会がどんな意味を持つものなのか、深く考えさせられました。

 

 

 

 

北辰会の書籍にある、心と身体は一つであり、相互に影響しあって統一体として考える、「心身一如」とはこのことを言っているのではないかと自分なりに感じました。

 

 

 

 

患者さんの七情の過不足に対しての理解が不充分なままで、身体だけ治そうとしていたことを猛省しました。

 

 

 

 

病の根本原因とは何なのか、よくよく考えないといけないと、改めて感じました。

 

 

 

 

患者さんから、とても大切なことを教えて頂きました。

 

 

 

 

今後の臨床に活かしていきたいと思います。

 

 

 

 

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