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こんばんは 浅田です
日曜日は、北里大学で開催している日本内経医学会の定例会に参加してきました。
1コマ目は、宮川先生による『史記』の解説
『史記』は中国前漢の時代に司馬遷が編纂した中国の歴史書です。
今回は、『史記』の中の『扁鵲倉公列伝第四十五』の内容を詳しく講義して下さいました。
『扁鵲倉公列伝第四十五』の巻には、古代中国の名医である“扁鵲”について書かれています。
“扁鵲”という人物について、“扁鵲”の3つのエピソードについて、“扁鵲”が治療をしない患者の6つの条件である六不治について書かれており、一文字一文字漢字の意味から講義して下さり、大変勉強になりました。
2コマ目は、林先生による『黄帝内経 霊枢』の解説
4月から1年間かけて、『霊枢 九鍼十二原篇』の条文を熟読し、一文字一文字意味を理解しましょう、という講義です。
古典の一番始めには、一番重要な事が書かれていると言われ、この『九鍼十二原篇』が『霊枢』の首篇となっています。
『霊枢 小鍼解篇』と『素問 鍼解篇』には、この『霊枢 九鍼十二原篇』の解説が書かれています。
『素問』『霊枢』の中に、わざわざ解説篇が書かれているのは、『九鍼十二原篇』だけなのです。
これらの事から『九鍼十二原篇』は、『霊枢』の中で最も重要な篇であると考えられます。
『霊枢』の首篇である『九鍼十二原篇』の最初に書いてある文が大変重要で、
“黄帝が鍼治療で病を治す術を知りたい理由”について書かれています。
漢文を声に出して、一人ずつ読まなくてはいけないのでとても緊張しますが、大変勉強になりました。
5年後、10年後、20年後を見据えて、『黄帝内経』をはじめ、コツコツ古典の勉強もしていきます。
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こんばんは。齋藤です。
4月も中旬になりましたね。
桜もほとんど散ってしまいましたが、皆さんはお花見には行かれましたか?
私は、行っていないのですが、往診中に都内の桜をたくさん見ることができました。
今回は4月の季節湯である、桜湯について書いていきます。
桜湯といって想像するのは、湯面に桜の花びらが綺麗に浮かんでいて、風流だし高級旅館なんかにありそう!みたいな感じですが、実際は違うようです。笑
桜は桜でも使用するのは樹皮のほう。
桜の樹皮である「桜皮」は、江戸時代に中国の漢方をヒントにして作られた日本独自の生薬です。
桜皮に関する記事はコチラ
フラボノイド(サクラネチン、ゲンカニン、サクラニン、グルコゲンカニンなど)を含有しており、咳止めにも使われています。
また、打ち身、肌の湿疹、蕁麻疹、あせもなどに効果があり、桜皮を使った桜湯で肌トラブルの改善も期待でき、湯気を吸い込むことで喉にも優しく、やわらかな香りにはリラックス効果もあります。
人にもよると思いますが、お風呂でリラックスできて、桜の香りでリラックス効果倍増ですね!
では桜湯の作り方です!
樹皮を煮込むので、色合い的には綺麗な桜色!ではないのかもしれませんね。
公共の場にある桜を傷つけることはできませんが、最近では、漢方薬局でも桜の樹皮が入手できます。
また、花屋さんで桜が枝で売られていたりもしますので、ぜひ、花を充分に堪能した後に試してみてはいかがでしょうか?
花びらも一緒に浮かべれば、さらに春っぽさが感じられるのでおすすめです。
続く
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