東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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日本伝統鍼灸学会に参加してきました。

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こんばんは、松田です☆”

 

 

 

猫がこたつで丸くなる(我が家では私の膝の上で丸くなる)季節になりましたね。

 

 

 

寝るときには暖かくても、起きた時に寒くてはいけないので、しっかり布団をかぶって寝て、風邪ひかないようにしましょう。

 

 

 

 

11月24日(日)は、船堀で行われた日本伝統鍼灸学会に参加しました。

 

 

 

 

土日2日間とも参加したかったのですが、土曜日は学校の仕事があり、日曜日のみの参加となりました。

 

 

 

 

日曜日のみでも聞きたい講演が沢山あったので、参加できて良かったです。

 

 

 

 

聞きたい講演が全て大ホールだったので、ずっと大ホールにいましたね。

 

 

 

 

まずは、川嶋朗先生による「日本を救うのは日本の鍼灸?!」です。

 

 

川嶋先生によると、日本の経済は危機的状況にあり、借金を減らすには何かを削減するしかない。

 

 

それには、医療費を減らすことが一番であり、究極を言うと病気にならなければ医療費が減らせ、人は健康になり、経済は救われるということでした。

 

 

 

 

病気にならなくするには、西洋医学ではなく、未病という概念のある東洋医学、とりわけその治療が可能な鍼灸が日本、そして世界を救うと仰っていました。

 

 

 

予防医学に力を入れている医師である先生の言葉は非常に心強かったですね。

 

 

 

 

2つ目に、日本内経医学会の会長である宮川浩也先生による「宮野一栢と『難経』―見逃していた人物と業績―」です。

 

 

 

宮川先生は、まず古典を読むことは、自分の研鑽のため、学問のため、そして先人を顕彰することも重要だと仰っていました。

 

 

 

臨床には直接関与しないことでも、先人の功績を明らかにするために調査するあのバイタリティーはすごいなと思いました。

 

 

 

谷野先生については、全く存じ上げておりませんでしたが、難経を実際に広めて頂いた先生と聞き、感謝しかありませんね。

 

 

 

難経を易学の視点を入れて読み解き、応用していたというのは貴重な見解であり、易の勉強をしなければと思いました。

 

 

 

 

3つ目に松田博公先生による「中国伝統医療の宇宙論~『黄帝内経』千年の定説を覆す」という何とも魅力的なテーマでした。

 

 

 

 

素問が一般的な養生書ではなく、王の時令であると解明し(※これは先人達も解明できなかった謎とされていたもの)、黄老思想、治身治国論が密接に関連しているということでした。

 

 

 

今回の松田先生の講演は、先にハリトヒトのインタビューを読んでから臨んだので、非常に分かりやすかったです。

 

 

 

 

4つ目には、寺澤捷年先生による「和田啓十郎の医療観と鍼灸のあらたな挑戦」というタイトルでした。

 

 

 

 

医界之鉄椎の作者である和田啓十郎について深く掘り下げて説明して頂き、とても勉強になりました。

 

 

 

 

あと、寺澤先生がとても熱い先生だなという印象が強く残りました。

 

 

 

 

そして、最後に映像実技講演がありました。

 

 

 

 

日曜日のみでしたので、3つの流派の先生たちがそれぞれの臨床を見せ、それをその会の先生が解説をするというものでしたが、北辰会方式以外の各流派の先生の治療をみることもとても良い刺激になります。

 

 

 

 

今回は、日曜日のみ参加でしたが、講演内容も盛りだくさんで充実しており、また個人的にはお昼に大好きな味噌ラーメンを食べられたことも良かったです。(ちなみに、お昼のラーメンはとても人気店なので、30分以上待ちました(-ω-)/)

 

 

 

 

やっぱり参加して良かったなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

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こんばんは 浅田です

 

 

 

23日土曜日、24日曜日は、日本伝統鍼灸学会学術大会に参加してきました。

 

 

 

大ホール、小ホール2ヶ所で多くの講演があり、勉強してきました。

 

 

 

どの講演も大変勉強になりましたが、特に印象に残っているご講演について書いていきます。

 

 

 

 

◆形井秀一先生による「経絡を考える」

 

 

 

これまで多くの医家や研究者が、長い年月をかけて経絡について調べてきました。

 

 

 

『黄帝内経』に記載されている経絡の概念を否定したり、肯定したりと、様々な意見があります。

 

 

 

今回は特に、経絡について考えられてきた歴史について、ご講演して下さいました。

 

 

 

『黄帝内経』に記載されている内容をはじめ、1950年代の経絡論争、1960年代のボンハン学説、1980年代の経絡現象の提示など、時代ごとに詳しくご講演して下さいました。

 

 

 

 

◆小林詔司先生による「易と鍼灸」

 

 

 

易の歴史、基礎について詳しくご講演して下さいました。

 

 

 

難しい内容だと思っていましたが、易を知らない人が理解できるように、時間をかけて基礎的な事から細かく解説して下さいました。

 

 

 

易が作られてから、老子、孔子、荘子などの思想家が登場し、『黄帝内経』が世に現れたことから、思想家達や『黄帝内経』の根底には易の考え方があったのではないかと仰っていました。

 

 

 

甲骨文字や神亀、霊亀など興味深い話もあり、大変勉強になりました。

 

 

 

 

◆松田博公先生による「中国伝統医療の宇宙論『黄帝内経』千年の定説を覆す」

 

 

 

松田先生のお話はいつも面白く、日本内経医学会でも『黄帝内経』について講義して頂いています。

 

 

 

今回は『黄帝内経』の中でも、『黄帝内経素問 四気調神大論篇』を取り上げてご講演して下さいました。

 

 

 

3節から成る『黄帝内経素問 四気調神大論篇』の2節目が難解で、「千古の謎」とされてきましたが、納得のいく形でわかりやすく解説して下さいました。

 

 

 

改めて、『黄帝内経』の奥深さを学ぶことができました。

 

 

 

 

◆映像実技講演

 

 

 

各流派を代表する先生の普段の臨床を、ノーカットで観ることができました。

 

 

 

理論や手技は違うけれども、どの先生方も切診、刺鍼、施灸、散鍼がとても素晴らしく、参考にさせて頂くところが沢山ありました。

 

 

 

多くの先生方も行っていた散鍼がとても気になるので、今度受けてみようと思います。

 

 

 

 

◆一般講演

 

 

 

一般講演は、橋本先生や坂井先生をはじめ、多くの先生方の症例や研究発表がありました。

 

 

 

普段考えたこともない理論で治っている症例は、参考になるところや、疑問に思うところが沢山ありました。

 

 

 

症例だけでなく、難経の研究や橈骨動脈拍動部の考察なども大変勉強になり、今後の臨床の一助になるご講演ばかりでした。

 

 

 

 

非常に充実した2日間でした。

 

 

 

来年の3月に伝統鍼灸臨床セミナーがあるようなので、これにも参加してみたいと思います。

 

 

 

 

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