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こんばんは!樫部です。
本日は前々回のお話の続きをさせていただきたいと思います。
以前のお話はこちら!「華麗なる香り」
花粉症をお持ちの方がはっきりと症状を自覚し始める時期、私はなぜかスパイシーな「カレーの香りがするもの」が無性に食べたくなるというお話でした。
このような話を聞くと、カレーが好きな人なんだなと思われてしまうのが普通だと思います。
しかし、東洋医学的にみると、いろいろな情報が詰め込まれた現象であることが分かります。
「この時期に」というのが、今回のポイントだと思っております。
ちなみに今年は2月上旬頃から現在までこの症状が続いております。
この頃は二十四節気から考えても、立春から春分の期間と、より春の色が濃くなってくる時期ですね。
東洋医学的には、植物の種のように気を散らさないように下へ下へと蓄えられていたものが、
春を迎えることで草木が芽吹き、上へのびのびと育っていき、発散されるような変わり目とされています。
つまり、そういった時期にわざわざ、カレーの香りを求めていたのですが、
「カレーの香りがするもの」を摂取することで、下に降ろし蓄えていた気を上へと発散する手伝いをしているのではないか?ということが言えるのではないでしょうか。
つづく
【参考文献】
基礎中医学 神戸中医学研究会
鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 緑書房
鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践編 緑書房
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こんばんは!樫部です。
本日は春らしい暖かな日でしたね。
ぽかぽか暖かい風に揺れる、黄色い茂み…
往診の移動中、ミモザという花があまりにも綺麗に咲いていた為、本日はミモザについてお話ししていきたいと思います。
(前回の続き、カレーなるお話は、またの機会に取っておきたいと思います。)
ところで、皆さまはミモザという花をご存じでしたでしょうか。
一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、
花の房は、黄色くて小さくてふんわりとした玉が集合し、形成されています。
この黄色い茂みは、観ているこちら側まで元気にしてくれるような、目の覚めるような黄色です。
特に青空とのコントラストは格別です。(個人談)
photo: Steve Slater
ミモザ【Mimosa ラテン語】
マメ科ネムノキ亜科の常緑高木。
羽状複葉で淡黄色小球形の花をつける。
正式名称はギンヨウアカシアで、別名でハナアカシアともいう。
ミモザは、フランスでの呼称。
(広辞苑より)
葉は銀色を帯びていることから、ギンヨウアカシアと名付けられたそうです。
たしかに花の様子はオジギソウやネムノキと似た雰囲気を持っていますが、親戚だったのですね!
ちなみに!少し過ぎてしまいましたが、3月8日はミモザの日です。
そして、国連が決めた「国際女性デー」でもあります。
これには、1904年3月8日、アメリカでの出来事が関係しています。
女性労働者が婦人参政権を求めてデモを起こしたことがきっかけで、1910年にコペンハーゲンで行われた国際社会主義会議にて、
「女性の政治的自由と平等のために戦う」日である!と提唱されたことから、同年「国際女性デー」と制定されたそうです。
イタリアではこの日を、「FESTA DELLA DONNA(女性の日)」と呼び、
男性が日頃の感謝を込めて、母親や妻、会社の同僚などの女性に愛や幸福を呼ぶといわれるミモザを贈る習慣があるそうです。
このことから「ミモザの日」とも呼ばれるようになったそうです。(国際婦人デーの歴史 校倉書房より)
以前はあまり見掛けませんでしたが、最近ではこの時期になると花屋さんにも並ぶようになってきています。
日本では、庭木としてはかなりマイナーですので、なかなか出会えない木ですが、本日は元気な黄色に目を喜ばせてもらいました。
この時期、花屋さんでは出会える確率が高いと思いますので、機会がありましたら、覗いてみてはいかがでしょうか?
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