東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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寒いと増える

 

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こんばんは。松田です☆″

 

 

 

今朝は、いつもなら私が起きると犬も起きるのですが、寒かったせいか起きずに寝ていました。

 

 

その様子も可愛いのでそのままにしておきました。(笑)

 

 

 

 

 

 

9月末くらいから結構寒くなり、治療でお灸をする機会が増えてきました。

 

 

 

患者さんにだけでなく、自分にすることもあります。

 

 

 

 

痛み(発病)の原因にもいろいろありますが、冷えて起こっているものにはお灸は非常に効果的です。

 

 

 

 

お灸にも、直接艾を皮膚にのせて燃やしきるお灸、皮膚と艾の間に生姜やにんにくなど物を介して行うお灸、直接艾を皮膚にのせるが最後まで燃やしきらないお灸などいろいろあります。

 

 

 

 

また、艾を紙で包んで棒状にしたものを使用するお灸や一般家庭用に艾が筒の中に入っていてそれをツボにくっつけて火をつけて行うお灸などもあります。

 

 

 

 

鍼灸師は、どんなお灸も行いますが、バラバラの艾を米粒大に手でひねってすえるお灸が鍼灸師ならではですね。

 

 

 

 

手でひねって行うお灸も、形や大きさ、硬さ、すえる数(壮数)などもその時の状態や治療の目的などによって、先生方それぞれで異なります。

 

 

 

 

基本的なことは学生時代に教わりますが、卒業して自分が入る勉強会や就職先の治療院のやり方など、治療に直結したものは学校以外で教わることの方が多いくらいです。

 

 

 

 

ただ、先日も棒灸や透熱灸(米粒大にひねって直接艾を皮膚にのせて燃やしきるお灸)を行いましたが、細かい手法は別として、基本的には学校で習う内容で出来ます。

 

 

 

 

そのため、基本的なことをしっかりやっておくことがやっぱり重要かなと思います。

 

 

 

 

寒くなるこれからの季節、上手くお灸を使って、患者さんにも自分にも治療や健康維持を図っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

寒いですね!

 

 

 

あと一か月もしたら、立冬を迎え、暦の上では冬になります。

 

 

 

一年あっという間ですね!

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

今回は、心神と意識行為の関係に関して、書いていこうと思います。

 

 

 

中医学では、人間の意識支配下による随意運動は「魂」の範疇に属し、心神の支配により、肝が筋を主る行為によって完成されるとされています。

 

 

 

「魂」は、五神で考えると肝に属します。

 

 

 

また、発声という行動で考えると、肺は音声の門で、腎は音声の根です。

 

 

 

 

心神が正常で、かつ発声器官の各部分が心神の主宰のもとに、協調して動く事により、言語を通じて、考えを伝える事ができ、コミュニケーションを取る事ができます。

 

 

 

 

もし、心神が何らかの影響で損傷してしまった場合、協調性が失われ、「失語」「妄言」などが現れると考えられています。

 

 

 

 

『霊枢・憂恚無言』には、「突然嘆いたり怒ったりしたために、急に声が出なくなる者」が見られると記載されています。

 

 

 

 

また、発声器官の各部分の運動失調により、「言葉が思うようにしゃべれない」などの症状が現れます。

 

 

 

 

『内経』では、「脾は意を蔵す」「智周焉より出ず」など、人間の意識・思惟活動と、その他の内臓の機能活動との関係性を記しています。

 

 

 

 

「心は神を蔵し」て、「神明を主り」、「主明らかなれば即ち下安ずる」という理由から、人間の意識・思惟活動は、心神の主導のもと、各々の臓腑が共同で完成する機能活動であると考えられます。

 

 

 

 

西洋医学では、随意運動の一切は、脳から指令が行くことで、動かすことができ、全ての感覚は脳で感じるとされています。

 

 

 

 

中医学でいう心神の働きと、西洋医学の脳の働きは少し似ているかもしれませんね。

 

 

 

 

当り前の事かもしれませんが、我々人間が、どの臓腑のどの働きによって、発声をしているのか、身体を動かしているのかなど、中医学的に理解しておく必要があります。

 

 

 

 

また、全て心神が関与してはいますが、実際に心神の問題なのかを、問診などを元に確認してく必要があると思います。

 

 

 

 

 

 

参考文献 

『現代語訳 黄帝内経素問』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版)

『意釈黄帝内経運気』 共著:小曾戸丈夫 浜田善利 (築地書館)

『素問 ハンドブック』 著:池田政一

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩 (たにぐち書店)

  

 

 

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