東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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炬燵開き

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

とうとう十一月突入です。

 

 

 

今年も残り二カ月となります。

 

 

 

季節的にはまだ秋という感じですが、十一月七日から、二十四節気でいう立冬に入り、暦上は冬になります。

 

 

 

陽もどんどん短くなり、気温もどんどん低下していきます。

 

 

 

寒いです。(笑)

 

 

 

そんな中、我が家では既に、炬燵を出してしまいました。

 

 

 

やっぱり炬燵はいいですね。

 

 

 

炬燵の始まりは、室町時代まで遡ります。

 

 

 

室町時代の炬燵は、囲炉裏の火力を落として灰をかぶせ、その上に簀の子に短い脚をつけた台を置き、衣服をかぶせたものだった様です。

 

 

 

足を伸ばしたら、足が灰だらけになるか、火傷しそうですね。(笑)

 

 

 

そんな状態から技術革新が起き、現在の炬燵に進化していくわけですが(テーブルの炬燵もありますね!)、日本には「炬燵開き」という日があるのを、皆さんご存知でしょうか。

 

 

 

炬燵開きとは、「亥の子の日」を指すそうです。

 

 

 

「亥の子の日」とは、亥の月(旧暦十月)の亥の日を指し、亥は十二支の数え方なので、亥の日というのは12日ごとにやってきますが、一般的には亥の月の最初の亥の日のことをいいます。

 

 

 

昔から「亥の子の日」に火を入れると火事にならないといわれており、「炬燵開き」をする習わしがあります。

 

 

 

なぜ、「亥の子の日」なのかというと、亥は陰陽五行説で火を制する水にあたるため、亥の月亥の日から火を使い始めると火事にならないとされました。

 

 

 

今年の炬燵開きは、十一月十一日とのことですので、ポッキーやプリッツを食べるのも良いですが、炬燵や暖房器具を準備してはいかがでしょうか!?

 

 

 

参考サイト

2021年こたつや暖房器具を出す日はいつ?「亥の子の日」のこたつ開き

https://allabout.co.jp/gm/gc/220819/

 

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

とうとう十一月に突入しました!

 

 

 

時間の流れが早すぎて怖すぎますね。

 

 

 

中学生、高校生位の時は、一日が長く感じたのですが、こんなにも違うものなのですね。

 

 

 

それでは、前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

今回は、「魄」に関して、書いていきます。

 

 

 

「魄」は五行で見た場合、肺に属し、肺と魄は密接な関係にあります。

 

 

 

『霊枢・本神』に「精と並びて出入する者、之を魄と謂う」、『霊枢・経脈』に「人始めて生ずるに、先ず精を成す」と記載されているように、「魄」は人間が生来有するある本能的活動と関係しています。

 

 

 

『五行大義』では、「人が産まれた時は、耳目・手足がはたらき、声を出して大声で泣く。これはすなわち魄の霊である」

 

 

 

張介賓は、「魄の活動は主として能く動作行動し、痛痒はこれによって感知する」と、『類経・臓象類』に記載しています。

 

 

 

以上のことから、魄は人間が生来有する、本能的反応(動作)と感覚の機能を統括しています。

 

 

 

我々が普段何気なく行っている、聞いたり見たり、触覚なども、全て肺魄の働きになります。

 

 

 

鍼灸師は、指先の感覚が非常に大事になるので、体調管理が非常に大事になってきますね。

 

 

 

上焦にある肺は、腎の精・志に根ざしており、心の君命を受ける関係上、心との関わりも強いです。

 

 

 

したがってなにかしらの原因で、心神に異常が発生すると、肺魄の働きも異常をきたしやすくなります。

 

 

 

 

参考文献

『現代語訳 黄帝内経霊枢』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹

『意釈黄帝内経運気』 共著:小曾戸丈夫 浜田善利

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩

 

 

 

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