東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

1月も残す所、あと約1週間。

 

 

 

あっという間ですね。

 

 

 

正月太りがなかなか改善しません。

 

 

 

がんばって自転車を漕ぎます!!

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

前回は、西洋医学の視点からみた、体性感覚を書いていきました。

 

 

 

今回は、東洋医学の視点からみた、体性感覚を書いていこうと思います。

 

 

 

東洋医学でも体性感覚は西洋医学同様、押された感覚の「圧覚」、冷温覚、痛覚なども含む、いわゆる触覚と考えます。

 

 

 

『素問・皮部論』に、「皮に分部あり」と記載されています。

 

 

 

分部とは、部分ごとに属する部位の事を指します。

 

 

 

皮に分部があるとは、皮膚上に十二経脈にそれぞれ分かれて属する部分があるということです。

 

 

 

また、「凡そ十二経絡脈は皮の部なり」とも記載されています。

 

 

 

経脈の循行する経絡によって、皮膚を分かって十二経脈に属させ、その皮膚に現れる絡脈の色つやから、どの経が邪を受けたのかを推測し、疾病の性質に及ぶということです。

 

 

 

上記により、皮膚と十二経脈との間に密接な関係があることを説明しています。

 

 

 

参考文献

『現代語訳 黄帝内経素問 上・中・下巻』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版社)

『現代語訳 黄帝内経霊枢 上・下巻』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版社)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 実践編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩 (たにぐち書店)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信弘(東洋学術出版)

 
 

  

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

1月もあっという間に後半です。

 

 

 

寒い日が続きますが、春までもう少しですね。

 

 

 

早く夏よこい!!

 
 
 
それでは前回の続きです。
 
 
 
前回の話はコチラ
 
 
 
視覚、聴覚、嗅覚、味覚と書いてきました。
 
 
 
最後は、体性感覚について書いていこうと思います。
 
 
 
まずは、西洋医学的視点から、簡単ではありますが、書いていこうと思います。
 
 
 
体性感覚と書きましたが、一般的にはあまり馴染みの無い言葉ですよね。
 
 
 
簡単にいうと、「触覚」の事です。
 
 
 
この「触覚」ですが、「ものを触った」だけではなく、押された感覚の「圧覚」、冷温覚、痛覚なども含まれます。
 
 
 
これら皮膚で感じるものの他に、筋肉や関節など体の内部感覚でもある深部感覚を含めたものが、体性感覚です。
 
 
 
体性感覚は体のそれぞれの部位から電気信号となって視床を経由し、頭頂葉のある体性感覚野に運ばれます。
 
 
 
この体性感覚の話になると必ず出てくる図が、神経外科医ペンフィールドによって作成されたペンフィールドマップです。
 
 
 
体性感覚野の断面図の外側に、体の部分が記載されている図なのですが、脳内のホムンクルスと呼ばれています。
 
 
 
脳の一部分ですべて処理をしているのではなく、脳の中の場所ごとに、手や足、口、目などといった感覚器官や運動器官に対する刺激の処理が、分業で行われていることがわかります。
 
 
 
近年の研究では、損傷のなどによって対応する部位が失われた場合、他の部位が代行を行い、マップが柔軟に変化することも確認されています。
 
 
 
 
 
 
 
参考文献
『よくわかる「脳」の基本としくみ』 監修:後藤和弘 (秀和システム)

 

 

  

 

 

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