東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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秋分の日

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

今日は秋分の日です。秋分とは、春分と同様、太陽が真東から昇り、西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のことで、この日を境に夜が長くなっていき、暑さも収まり秋が深まっていく頃です。

 

 

 

 

しかし、今年は9月半ばになってもかなり厳しい残暑が続いていますね。朝夕は少しずつ涼しくなってきて秋の気配を感じられつつあり嬉しいです。

 

 

 

 

ということで今日は、秋の気候についてです。

 

 

 

 

秋は二十四節気の中で孟秋と仲秋・季秋に分けられます。

 

 

 

 

残暑は立秋から白露までとされていますが、それは、天の陽気は衰え始めますが、暑火、暑邪がまだまだ強いためです。

 

 

 

 

白露以降は、気温が大きく下がり始めて秋らしい気候となります。秋の到来です。

 

 

 

 

ちなみに残暑とは立秋(8月7日頃)以降の暑さのことを指します。

 

 

 

 

暑くなったり涼しくなったりを繰り返し、徐々に気温が下がっていきます。

 

 

 

 

こうして秋から天の陽気が衰え始め、陰気が増していきます。

 

 

 

 

人体への影響としては、夏の暑邪により、相対的に気虚を起こしていることが多く、体表を防衛している衛気が虚しているため、秋の涼風(風寒邪)に襲われやすく、外感病を引き起こしやすい状態になっています。

 

 

 

 

秋の養生としては、気温上昇時の発汗に注意し、発汗したらこまめに着替えて汗を拭き、涼燥邪、寒邪が侵入しないよう、特に肩背部を冷やさないように気をつけることが大切です。

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

参考文献

『内経気象学入門』 著者: 橋本 浩一

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著 柯 雪 帆

 

 

 

 

 

 

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気の病④

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

今回は、防御作用に関して、書いていこうと思います。

 

 

 

気の防御作用とは、主に外邪からの侵入を防いだり、侵入した邪気を追い出したりする働きのことをいいます。

 

 

 

外邪って??ということになりますが、東洋医学では、六淫の外邪というのが、存在します。

 

 

 

風邪、湿邪、暑邪、燥邪、火邪、寒邪、これら6種類の邪気を六淫の外邪といい、これらの邪が、身体の外から、襲ってくると考えられています。

 

 

 

そして、身体への侵入を防ぐのが、衛気と呼ばれるものです。

 

 

 

衛気とは、主に体の肌表を護ります。

 

 

 

肌表とは、肌肉、皮毛を指します。

 

 

 

肌肉は皮下・筋肉組織、皮毛は汗腺、皮脂腺を含めた皮膚の表層をさします。

 

 

 

簡単に考えると、身体の皮膚表面の部分ですね。

 

 

 

基本的に、外邪と呼ばれるものは、身体の皮毛や、口鼻から侵入してくると考えられています。

 

 

 

その為、何かしらの原因により、防御作用が低下すれば、外邪が侵入しやすくなります。

 

 

 

しかし、多少邪気が入ったとしても、防御作用がしっかりしていれば、自分の力で、邪気を追い出すことができます。

 

 

 

この防御作用が、我々の知らないところで、日々、身体を護ってくれているのです。

 

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

 

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