東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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咳嗽(がいそう)とは③

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「燥邪傷肺と暑湿の咳嗽」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
燥邪傷肺と暑湿の咳嗽は、いずれも外邪によるものであり、表証をともなう点では同じですが、この場合の鑑別ポイントは季節性です。
 
 
 
まずは、燥邪傷肺の咳嗽についてです。
 
 
 
この場合は、乾燥した秋季、辛い食べ物の多食などにより、温燥の邪が肺に侵入すると、津液を消耗して、肺気が清潤を失うことで咳嗽が発生します。
 
 
 
ただし、涼燥は、涼しい秋の季節に発生するものであるため、風寒束表の咳嗽と同様な治療方針となるので、寒熱の鑑別が必要となります。
 
 
 
咳嗽は、乾いており、無痰か少量の粘稠で切れづらい黄色い痰がみられ、重篤になると胸痛、血痰がみられます。
 
 
 
その他にも、燥熱の邪が肺絡を損傷して血痰がみられたり、津液を消耗したことで鼻孔や咽の乾燥や疼痛、舌の乾燥、衛気不固による悪風、発熱などの表証を呈します。
 
 
 
舌尖紅、舌苔黄、脈が浮数あるいは細数がみられることが多いです。
 
 
 
治法は、宣肺潤燥、止咳を用います。
 
 
 
次に、暑湿の咳嗽についてです。
 
 
 
湿気が多くて暑い梅雨時期によくみられ、暑湿の邪が肺気を阻滞するために発生します。
 
 
 
暑湿が表を犯して身体が重だるい、汗が多い、汗が出ても解熱しない、頭が脹る、咽痛などの表証所見がみられ、暑湿が津液を消耗して口渇しますが、湿が裏に停滞していることで水分はさほど欲さないという特徴を持ちます。
 
 
 
その他にも痰は粘稠で大量に出る、胸苦しい、焦燥感、顔面紅潮、尿が濃く少量、舌苔薄黄、舌質紅、脈が濡数であることが特徴です。
 
 
 
治法は、清暑宣肺、化湿和脾を用います。
 
 
 
暑邪>湿邪の場合は、咳が澄んでいて強く、無痰あるいは少痰となり、治法も清解暑熱を用います。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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こんばんは。齋藤です

 

 

 

前回の続きです

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

前回までは、気鬱と気鬱に関する臟の話を簡単に書かせて頂きました。

 

 

 

今回からは、気滞について書いていきたいと思います。

 

 

 

気滞とは、その名の通り、気が滞ると書くので、気の循環障害です。

 

 

 

以前まで書いておりました、気鬱よりも障害の程度が進んだもので、気鬱の悪化により発生します。

 

 

 

原因は、情志の乱れや、食生活の乱れ、外邪の感受、捻挫や労働など様々あります。

 

 

 

東洋医学では外邪とは、風邪、寒邪、湿邪、暑邪などを指しておりまして、それらの邪が、外から入ってくることにより停滞を起こしてしまい、気鬱から気滞へと悪化していきます。

 

 

 

以前も書いた通り、気は体の中で常に循環しており、スムーズに流れていることが、重要になってきます。

 

 

 

そのため、何かしらの原因で循環に支障をきたすと、気鬱が発生し、悪化すると気滞になってしまうという流れです。

 

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

 

 

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