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こんばんは 浅田です
先日、無性に牡蠣を食べたくなり、新宿のオイスターバーへ行きました。
牡蠣を口にした瞬間、「あーこれこれ、身体はこれを欲してた」という感覚が身体に走りました。
凝ってるところを揉んでもらっている時のような「あーそこそこ、そこを揉んでもらいたかった」みたいな感覚です。
『中医臨床のための中薬学』によると、「牡蠣」の性質、効能は、
・分類
安神薬
・性味
鹹、渋、微寒
・帰経
肝、胆、腎
・効能
鎮驚安神
益陰潜陽
収斂固脱
軟堅散結
と書いてあります。
心神不寧、熱病傷陰、虚風内動、肝陽上亢などの状態の人には有効だということがわかります。
牡蠣を欲していたということは、身体が上記の状態になっていたのかもしれません。
今回私が「牡蠣食べたいー」となったのは、寝不足、仕事後に加え、春分前でした。
どんな時に何を食べたくなるかは、その人の心身の状態によって様々です。
よく食べたくなる物、好物を問診することは、病態を把握する上で重要になってきます。
オイスターバーがあちこちにあり、どの店も繁盛しているということは、牡蠣の効能である寧心安神、滋陰清熱を求めている人が多いのかもしれませんね。
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こんばんは。齋藤です。
暑い日が続いたかと思えば、急に寒くなり、体が付いていかない日が続いていますね。
そんな春を感じ始める今日この頃ですが、明日3月6日は二十四節気でいう啓蟄(けいちつ)を迎えます。
二十四節気で三番目に訪れる啓蟄は、旧暦2月の節気になります。
期間は3月6日~3月20日になっております。
二十四節気は半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候です。
二十四節気は古代中国で作られ、現代でもそのまま使用されていますが、七十二候は時代に合わせて変化してきました。
現在使われているものは、明治時代に改訂されたものだそうです。
二十四節気でみる啓蟄は「陽気地中に動き、ちちまる虫、穴開きでればなり」(暦便覧)と記載されています。
どういう意味かというと、「春の陽気を感じ、地中で冬籠りをしていた虫が動きだし、はい出してくる季節」という意味です。
東京で働いていると、虫が動き出してくる感じがまったく感じられないのですが、徐々にではありますが、春の陽気は感じられる様になりましたよね。
七十二候でみると以下の様になります。
初候:蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)3月5日頃
戸を啓いて顔を出すかのように、冬ごもりをしていた生きものが姿を表す頃で、すみれや、れんげ草が咲き始め、春らしさがましてくる時期でもあります。
次候:桃始笑(ももはじめてさく)3月10日頃
桃の花が咲き始める頃で、古来日本では、花が咲くことを「笑う」と表現し、「山笑う」は春の季語です。
笑う=咲くって面白いですね。
末候:菜虫化蝶(なむしちょうとなる)3月15日頃
青虫が紋白蝶になる頃で「菜虫」は菜を食べる青虫のこと。菜の花が咲いてまさに春本番です。
啓蟄が終わると、春分を迎えます。
なので、本格的な春を迎える直前の季節という感じですね。
この様に、二十四節気や七十二候を見ながら、季節を感じていくのも楽しいですね。
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