東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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立夏を過ぎて

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おばんでございます。樫山です。

 

 

 

5月に入り、夏を思わせる様な暑い日が増えてきました。

 

 

 

GWの陰で忘れがちですが、暦の上ではすでに立夏を迎え、夏の季節が始まっています。

 

 

 

梅雨前の今の時期は、一年で最も過ごしやすい季節で、今年のGWもまさに初夏という天気が続いていました。

 

 

 

 

日中は気温が高くなり、少し動いただけでも汗をかくようになりました。

 

 

 

 

日頃から身体が緊張している人、デスクワークで運動不足の人は、この過ごしやすい気候の時に運動をして汗をかいて、身体をほぐすにはもってこいの季節です。

 

 

 

 

ただ、外に出やすい季節で、自然と活動的になる時期ではありますが、急に過度の事をやりすぎるのは注意が必要です。

 

 

 

 

いくら身体に良いからと言って、急激な事をすることは身体に負担をかけ、思いもよらない不調を引き起こします。

 

 

 

 

また、日中の気温上昇に反して、早朝に気温がグッと下がり、寒暖の差が大きい日も多々あります。

 

 

 

 

そんな風寒邪が入り込みやすい気候の時は、風邪はもちろん、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まります。

 

 

 

 

自分自身はもちろん、身の回りの家族などにも、身体に負担をかけすぎている人はいないか注意しましょう。

 

 

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おばんでございます。樫山です。

 

 

 

 

今日から、いよいよ12月。

 

 

 

寒さも一段と厳しくなってきて、風邪やインフルエンザが流行してきました。

 

 

 

風邪というと、鼻水、咽痛、頭痛、関節痛、倦怠感、寒気、発熱、下痢、腹痛などなど、様々な症状が連想出来ます。

 

 

 

 

何となく体調が良くない時に、誰もが風邪かなと考えますが、そんな時に、通院し診てもらうと、「風邪かな〜」と言われる事もしばしば、、、

 

 

 

 

この症状があったら「風邪」という様に、風邪の定義をはっきり言う事は難しい面があります。

 

 

 

 

日本呼吸器学会のホームページには、上気道(鼻、咽頭、喉頭)の急性炎症のみでなく、最近は下気道(気管、気管支、肺)にまで広がって急性炎症をきたす疾患を総称していわれる、

 

 

 

 

とあり、風邪という疾患名はなく、様々な症候(群)を総称して、いわゆる「風邪」と定義されています。

 

 

 

 

上記の日本呼吸器学会の概要のように、上・下気道に炎症をきたす疾患を風邪症候群と呼び、腹痛や嘔吐・下痢などのような症状に対してはウイルス性胃腸炎と診断し、曖昧な診断にならないよう考えられてもいます。

 

 

 

 

 

いずれにしろ、様々な症状をきたす風邪症候群は、ウイルス感染が原因で罹患すると考えられています。

 

 

 

 

そのほとんどが、安静にして過ごせば自然に治癒するというのが一般的です。

 

 

 

 

もし、それが長引く咳や発熱になったり、あるいは重症化すると、風邪ではなかったという、除外診断になるということもあります。

 

 

 

 

 

中医学では、六経弁証という風邪症候群に対して使われる考え方があり、咳や鼻水、寒気や発熱だけに関わらず、様々な症状に用いられます。

 

 

 

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ざっくり言うと、外界からの影響(風や寒邪)に身体が反応し、様々な症状を起こしている状態であり、一言で風邪といっても症状の出方、個体差によって様々な原因があると考えられ、鍼灸・漢方などでは多くの治療パターンがあります。

 

 

 

 

西洋医学でも東洋医学でも、風邪を引くという言葉があるように、外界から身体へ何らかの原因が侵入し、様々な症状をきたすのが「風邪」です。

 

 

 

 

ウイルスでも、風寒邪でも元気な身体には影響を及ぼしません。

 

 

 

 

どちらも身体に入ってきた異物を叩く事が一番の解決方法で、様々な症状を押さえているだけでは、なかなか身体から異物は去っていってくれません。

 

 

 

 

西洋医学でも東洋医学でも、風邪症候群にはそれぞれ有効な治療法があります。

 

 

 

 

風邪をどうやって治療するか、どちらを選択するかは患者さん個人の価値観・考え方でもあります。

 

 

 

 

風邪引いたから鍼灸院に行こうと選ばれるような世界になっていったらといいな~と、いち鍼灸師として思います。

 

 

 

 

 

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