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こんばんは。上村です
前回までに西洋医学的、東洋医学的に考える「膝痛」の原因や症状について書きました。
前回と違う東洋医学的に考える膝痛の弁証分類について書いていきたいと思います。
今回は「湿邪」について書いていきます。
膝痛の原因として大きく、「湿熱」と「寒湿」に分類されます。
湿熱とは湿邪と熱邪が結合している状態のことをいいます。
湿熱に関して
湿邪が慢性化することで、熱化し湿熱として停滞することで膝痛の原因となります。
原因としては、体質的に陽気が亢進ぎみの人、味の濃い物やお酒を過剰摂取により、湿熱を、形成しやすくなります。
症状としては、怠さを伴う痛み、腫脹、熱感、など様々な特徴的な症状があります。
肝胆に停滞すると、黄疸の原因になったり下焦を犯すと尿や帯下濃くなったりします。
寒湿は、湿邪と寒邪が結合した状態をいいます。
体質的に、陽気が不足している人や冷たい物や生物の過剰摂取により、寒湿を形成しやすくなります。
症状として、膝痛の他に、四肢が冷えて寒さを感じる、下痢や腹部張満、小便不利や、水様性の鼻水や痰がでたりします。
内湿は外湿と相互に影響しやすく、雨天時や梅雨時に状態が悪化しやすくなります。
膝痛の原因は、東洋医学的に考えて様々な分類があります。次回は違う分類について書いていきます。
続く
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こんばんは。上村です
前回は、西洋医学的に考える「膝痛」の原因や症状について書きました。
膝痛の原因② 参照
今回は東洋医学的に考える膝痛の原因について書いていきたいと思います。
最初に経絡経筋病について書いていきます。
最も局所的な疾患で、打撲や捻挫などの外傷などで経絡、経筋に影響をおこしたものをいいます。
足の六経のなかでも、足陽明胃経、足少陽胆経、足厥陰肝経、足太陽膀胱経に多いと言われます。
次に臓腑から経絡に伝播したものがあります。
肝、心、脾、肺、腎の五臓、胆、小腸、胃、大腸、膀胱の六腑いずれかに病があり、関連する経絡の気が変動し痛みを引き起こすものもあります。
他には、臓腑病そのものによって痛むものもあります。
五臓の肝と腎に弱りがあると、筋骨に栄養が上手くいかず、膝痛が起こる場合があります。
そして、痺症と呼ばれるものがあります。
風邪、寒邪、湿邪や、肝鬱によって起こると言われています。
例えば風邪が原因で起こると、膝の一定の所に定まらない痛みがでたり、寒邪だと同じ部位が痛くなったり、湿邪に影響をうけると、重だるさを伴った痛みがでたり、湿が停滞することにより膝が腫れるなどの症状を引き起こします。
次回は、膝痛の原因にどんな弁証分類がありどんな症状が出るのか書いていきたいと思います。
続く
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