東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診について㉔(飲食の問診②)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

前回の続き、『飲食(味覚)』に関して書いていきます。
 
 
 
 
 
 
D. 食べる量(大食・普通・小食)
 
 
 
 
 
1)大食(多食) 
 
 
多食すれば胃を痛めます。又、脾胃が弱れば、甘い物を欲するようになります。
 
 
① 食欲旺盛で食べてもすぐ空腹になる(消善):胃火亢盛 
 
② 空腹になりやすく、多く食べる場合で、大便清薄・腹部脹満・消化不良:胃熱脾寒 
 
③ 空腹になりやすく、多く食べる場合で、小便が多く、身体は痩せている:中消証
 
④ 久病で食欲がなく、食事を受け付けなかったものが突然暴食する場合:除中
 
 
 
2)少食(食欲減退{納呆})
 
 
① 新病・食少・胃部痞満・腹部満・舌苔厚等:脾湿不運
 
② 久病・食少・顔色萎黄・倦怠無力等:脾胃虚弱
 
③ 空腹感はあるが、食欲がない・時々乾嘔がみられる:胃陰不足(胃陰虚)
 
 
 
 
3)宿食 retained food
→胃と腸にたまっている消化不良の飲食物。 
 
 
 
 
4)厭食(悪食)
→特定の食べ物や、臭いを嫌うこと:傷食(食滞)。
油っこいものを嫌うのは、肝胆脾胃湿熱 
 
 
 
 
5)嗜偏食 dietary predi lection 
→特定の味または特定の食品に対する好みの偏り。 
 
 
 
 
 
6)脾約 splenic constipation
→脾の運化失調による硬い便の通過障害のこと。
 
 
 
 
7)藏結:臓結visceral bind
→寒邪が内に入り、上腹部の膨満感が出現し、下腹部の張り感と痛みを伴う状態。
 
 
 
 
8)傷食food damage
→食べ物による脾胃の失調のこと。 
 
 
 
 
E. 食後の状態 
 
 
 
 
1)食べると眠くなる 
→飲食は脾胃に一定の負担を与える一方、緊張を緩める作用もあるため、眠くなる。
脾の問題(湿困脾土、脾虚湿盛)、肝の問題 
 
 
2)食べると気分が悪くなり、吐き気がする、胸やけがする、酸っぱい液が逆流する
→胃気上逆
 
 
3)食べるとすぐに排便したくなり、一日にうちに何回も排便する
→脾虚 
 
 
4)食べるとすぐお腹が張った感じがする(ガスが出る)
→食滞によって起こる、陽明の気機不利(大腸の気滞)
 
 
 
 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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問診について⑲(寒熱の問診③)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

前週の続きで『寒熱』の説明をしていきます。
 
 
 
 
 
e. 寒熱各論 
 
 
 
 
1) 悪寒発熱:発熱悪寒 aversion to cold with fever 
 
 
 
 
悪寒と発熱が同時に出現(外感表証)すること。
 
 
 
 
悪寒と発熱のいずれが強いかを判別する。 これは衛陽と邪気の闘争の現れで起こる。
 
 
 
 
 ① 悪寒>発熱(悪寒が重く、発熱は軽い):寒
 
 
 
→外感風寒(風寒邪)による表寒証
(+無汗や頭痛、身体痛、浮緊脈を伴う) 
 
 
 
これは寒邪が表を襲い(寒邪束表)、体表の陽気を損傷すると、
 
 
気の温煦機能が大きく低下し、悪寒が強く現れる。
 
 
邪正抗争が激しく起こるほど発熱も起こり、悪寒も激しくなる。 
 
 
 
 
② 悪寒く発熱(発熱が重く、悪寒が軽い):熱
 
 
 
 
→外感風熱(風熱邪)による表熱証
(+咽喉の腫痛や口渇、自汗、浮数脈を伴う) 
 
 
 
これは陽邪である風熱が病を引き起こすため、陽が盛んとなり発熱が重くなる。
 
 
 
 
風熱が表を犯し、衛外不固となり勝理が開くと、軽度の悪寒がおこる。
 
 
 
 
 ③ 悪寒と発熱、両方とも軽い。 邪気が軽く正気が衰えている【傷風表証】。
 
 
 
 
 ④ 悪寒、発熱ともに重い。 邪正ともに盛んな状態。
 
 
 
 

2) 但寒不熱 chills without fever

 

 

 

畏寒はあるが発熱しないもの。

 

 

 

① 虚寒証(陽虚)

 

 

→久病などで陽気が虚すと内寒が生じ、肌表を温めることができなくなる。

 

顔面蒼白、四肢の冷え、就眠時に寒気を訴える。

 

 

 

② 寒邪直中

 

 

→寒邪が臓腑に直中し陽気を損傷する。この場合は畏寒あるいは病変部に冷えと痛みが起こる。

 

 

 

③ 実寒証(寒凝中焦)

 

 

→新病(いきなり冷たいものを食べたときに、脘腹部冷痛が出てくる、温めると軽減)。

 

 

外感の寒邪によるものでは、温めても悪寒はとれないが、陽虚によるものでは、温めると悪寒は軽減する。

 
 
 
 
次週へ、続きます。
 
 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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