東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診について⑩

 

 

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こんばんは。吉澤です!

 

 

前回に引き続き、「痛みの問診」について書いていきます!

 

 

 

F・痛みの増減・発痛のしかたによる分類

 

 

この項目は大きく6つに分類します。

 

1)卒痛:突然、発作的に痛み出し、激しく痛むものを指します。

 

 

卒痛は外邪、特に寒邪による影響が多いです。

 

2)緩痛:痛みが徐々に起こるもの、又は少しずつ重くなるものを指します。

 

 

多くは久病(長患い)、虚証、気血不足、温煦失調によるものが多いです。

 

3)時痛;痛みはずっとは続かず、痛みがないときが有るものを指します。

 

時痛は気滞や虚証に多く見られます。

 

 

4)劇痛 severe pain; 激しい耐えられない痛みを指します。

 

5)陣發痛paroxysmal pain;発作を繰り返す痛みを指します。

 

 

6)持續痛persistent pain;痛みは同じ調子で痛み、良くなる時が無い状態の痛みです。

 

多くは瘀血のものに見られます。

 

 

G.痛みの起こった原因

 

 

 

原因に関して問診する場合は、あくまでの患者さんの発言であるので、鵜呑みにしないようにすることが大切です。

 

 

それは、単に患者さん自身の思い込みである可能性も否定できないからである。

 

 

 

例えば、大工、労働者など、力仕事を常日頃から行っている人が、仕事で痛くなった!と聞くと「使い痛みや筋肉疲労」ではないかと思いこんでしまう。

 

 

 

たしかに、急な仕事が増えた場合の可能性も考えられますが、もう一歩踏み込んで質問すると他の要因も考えられることがあります。

 

 

 

例えば、前の日に飲み過ぎた、風邪をひいた、睡眠不足、あるいは奥さんとケンカしたなどの七情の原因が潜んでいる可能性もあるわけです。

 

 

 

あくまで患者さんの言葉は参考程度にし、“真らしき”原因は、術者側の問診能力による最終的な判断に委ねられます。

 

 

 

次回へ続きます!お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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問診について⑨

 

 

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こんばんは。吉澤です!

 

 

前回に引き続き、「痛みの問診」について書いていきます!

 

 

 

D. 「痛みの性質」

 

 

 

安静時痛のない人は、痛い格好を行ってもらい、確認します。

 

 

 

同時に患部の熱感、腫脹、左右差の確認も欠かさずに確認しましょう。

 

 

 

また痛みの性質は動く痛みか(遊走性)、動かない痛みか(固定性)を確認する必要があります。

 

 

1)遊走痛 (wandering pain):痛む部位があちこち移動する:気滞、風邪の可能性あり。

 

2)固定痛fixed pain;痛い場所が同じ場所で固定されている:血瘀、(湿痰)有形の邪が某所に集まっていることが考えられる。

 

 

 

 

E.「痛みの種類」

 

 

 

これは、様々な種類が存在しますが、患者さん自身が痛みの表現に慣れていない場合があるので、どんな痛みの種類かをある程度、術者側が具体的な形容をして問診する工夫が必要となります。

 

痛みの種類は12個あり、それぞれの名称と痛みの表現方法と原因病理を書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

①脹痛(distending pain) :張った感じの痛み

→気滞、肝の病理(肝鬱気滞、肝陽上亢)、風熱邪の感受、湿痰内停

 

②刺痛(stabbing pain) :針で刺されるような痛み

→瘀血、湿熱蘊積、火熱、寒熱外感

 

③酸痛(aching pain):だるい痛み

→湿邪、気血不足、瘀滞、精気の虚損

 

④重痛(heavy pain):重だるい痛み

→湿、脾の運化失調

 

⑤冷痛(cold pain):凍り付いたような痛み

→寒邪、陽気不足

 

⑥灼痛(scorching pain):灼熱感を伴う、灼けつく痛み

→鬱熱内蘊、痰熱内阻、湿熱蘊積、陰虚火旺

 

⑦隠痛(dull pain):ジワジワ、シクシクと連続した痛み(我慢できる)

→陰血の不足や陽気の不足による経脈の失養

 

⑧掣痛(pulling pain):引っ張られるような感じを伴う痛み(筋肉が痙攣をおこしているような痛み

→寒痰、瘀血阻絡、(関節痛の場合→風湿)

 

⑨空痛(empty pain):空虚感を伴う痛みで頭部で起こる痛み

→腎精虚損、中気虚衰

 

⑩紋痛(gripping pain):胸又は腹部に痙攣が起こり、捻れたような障害を受ける事。または、痙攣と痛みが起こること。

→砂石阻滞、瘀血阻絡、蛔虫

 

⑪竄痛(ザンツウ)(scurrying pain):繰り返し場所を変える痛み

→(遊走痛に準ずる)

 

⑫悶痛(oppressive pain):抑圧感を伴う痛み

 

 

 

次回へ続きます!お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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