東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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夏の養生

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こんばんは。上村です。

 

 

 

雨が降ることが多く、まだジメジメとした天気が続いていますが7月になりいよいよ本格的な夏がやってきます。

 

 

 

私は出身が岩手県の為、夏が暑くても昼間だけで夜は気温がぐっと下がることが多く、夏だからといって寝苦しいとか、冷房をつけないと眠れないという体験を上京するまでしたことがありませんでした。

 

 

 

埼玉の気温の高い所で有名なところに、住んでいた時期はしんどかったですし、冷房の有難みを知りました(笑)

 

 

 

しかし、暑いからといって冷えた飲み物を飲み過ぎて過剰に水分を摂取したことで下痢をしてしまったり、冷房を夜中ずっとつけてしまい、冷えて風邪を引いたり夏に体調を崩した経験もあります。

 

 

 

もちろん、冷えたものを飲み過ぎたことや冷房で身体が冷えてしまったことだけが、体調を崩した原因とは限りません。

 

 

 

夏で陽気が強くなり体内に余分な熱がこもってしまい、普段以上に冷たいものが欲しくなり、胃腸に負担をかけてしまったり、睡眠不足や肉体疲労で、身体の免疫が下がっていたところに、冷房で寒邪がいつもより入り易くなったことが原因の場合もあります。

 

 

 

いつも往診で診させて頂いている患者さんの中には、毎年夏になると体調を崩しやすいので夏が来ると不安だと仰る方も多いように感じます。

 

 

 

普段からの生活で、不摂生をしていたり、自分はよかれと思ってやっていることも実は人によっては体調を崩す原因の一つになっている場合があります。

 

 

 

次回から、詳しく書いていきます。

 

 

 

続く、、

 

 

 

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こんばんは 浅田です。

 

 

 

前回のブログに、春の「逆風」について書きました。

 

 

 

春の病 参照

 

 

 

今日は、この「逆風」について書いていきます。

 

 

 

一般的に「逆風」には、

 

 

・進行方向から吹いてくる風

 

 

・向かい

 

 

・不利な状況

 

 

・進行を妨げる出来事

 

 

という意味があります。

 

 

 

春の「逆風」は、春に合った方角から吹くべき風とは、逆の方角から吹く風の事をいいます。

 

 

 

進行方向から吹いてくる風向かい風とは少々意味が異なり、不利な状況という意味が近いのではないかと思います。

 

 

 

「逆風」があるなら、「順風」もあります。

 

 

 

「順風」は、その季節に合った方角から吹くべき風の事をいいます。

 

 

 

各季節の「順風」「逆風」を見てみると、

 

 

 

春の「順風」 東南風

 

春の「逆風」 北西風

 

 

 

夏の「順風」 南風

 

夏の「逆風」 北西風

 

 

 

秋の「順風」 西風

 

秋の「逆風」 南東風

 

 

 

冬の「順風」 北風

 

冬の「逆風」 南風

 

 

 

となります。

 

 

 

暖かい陽的な季節に、南、東の陽の方角から吹いてくる風が「順風」で、北、西の陰の方角から吹いてくる風が「逆風」です。

 

 

 

対して、寒い陰的な季節に、北、西の陰の方角から吹いてくる風が「順風」で、南、東の陽の方角から吹いてくる風が「逆風」となります。

 

 

 

前回もお話ししたように、この「逆風」が吹く日が、要注意なのです。

 

 

 

春夏は、陽気を発散させようとして腠理が開いているところに、冷たい逆風によって寒邪が侵入してきます。

 

 

 

秋冬は、暖かい逆風により腠理が開くことで、容易に寒邪が侵入します。

 

 

 

季節の変わり目こそ、「順風」が吹いたり、「逆風」が吹いたりと、風の種類が変わるので、特に注意しなければなりません。

 

 

 

今後は、天気予報で気温だけを見るのではなく、風向きも意識して見ることで、病気の更なる予防ができるかもしれません。

 

 

 

 

参考文献

『内経気象学』

 

 

 

 

 

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