東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風の病証

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

 

少しずつ涼しくなり秋めいてきましたね。

 

 

 

 

 

今回は、風の病証についてです。

 

 

 

 

 

風の病証には外風と内風があります。

 

 

 

 

 

外風は風邪の外感による病変で、内風は主に肝のそせつ失調により、体内から発生する風動の症候です。

 

 

 

 

 

①外感風邪

 

 

 

 

 

 

風邪外襲による表証、兼挾する邪の違いで症候が異なり、風寒、風熱、風湿に分けられます。

 

 

 

 

 

②風寒表証

 

 

 

 

 

寒邪の凝斂による束表と経気阻滞が主体です。

 

 

 

 

 

悪寒または悪風、発熱、頭痛、身体痛、無汗またはら熱邪による肺衛、肺経よ阻渇が主体です。

 

 

 

 

 

発熱、微悪風寒、咽痛、咽の発作赤腫脹、咳嗽、口乾、舌尖:紅、脈:数

 

 

 

 

 

③風湿表証

 

 

 

 

 

膩滞の湿邪による衛気の阻渇が主体です。

 

 

 

 

 

頭重、締め付けられるような頭痛、無汗、悪風、微熱、肢体が重怠く痛む、舌:白膩苔、脈:浮

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

 

参考文献

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著 柯 雪 帆

 

 

 

 

 

 

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秋分の日

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

今日は秋分の日です。秋分とは、春分と同様、太陽が真東から昇り、西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のことで、この日を境に夜が長くなっていき、暑さも収まり秋が深まっていく頃です。

 

 

 

 

しかし、今年は9月半ばになってもかなり厳しい残暑が続いていますね。朝夕は少しずつ涼しくなってきて秋の気配を感じられつつあり嬉しいです。

 

 

 

 

ということで今日は、秋の気候についてです。

 

 

 

 

秋は二十四節気の中で孟秋と仲秋・季秋に分けられます。

 

 

 

 

残暑は立秋から白露までとされていますが、それは、天の陽気は衰え始めますが、暑火、暑邪がまだまだ強いためです。

 

 

 

 

白露以降は、気温が大きく下がり始めて秋らしい気候となります。秋の到来です。

 

 

 

 

ちなみに残暑とは立秋(8月7日頃)以降の暑さのことを指します。

 

 

 

 

暑くなったり涼しくなったりを繰り返し、徐々に気温が下がっていきます。

 

 

 

 

こうして秋から天の陽気が衰え始め、陰気が増していきます。

 

 

 

 

人体への影響としては、夏の暑邪により、相対的に気虚を起こしていることが多く、体表を防衛している衛気が虚しているため、秋の涼風(風寒邪)に襲われやすく、外感病を引き起こしやすい状態になっています。

 

 

 

 

秋の養生としては、気温上昇時の発汗に注意し、発汗したらこまめに着替えて汗を拭き、涼燥邪、寒邪が侵入しないよう、特に肩背部を冷やさないように気をつけることが大切です。

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

参考文献

『内経気象学入門』 著者: 橋本 浩一

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著 柯 雪 帆

 

 

 

 

 

 

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