東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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右回り左回り

こんばんは、森岡です(^_^)

僕たちの主なお仕事は往診ですが、他にも重要なお仕事があります。

それは、いまだこの素晴らしい「東洋医学」に出会えていない方々に、少しでも知って頂きたいという熱い想いをお届け″する行為です。

要は、清明院パンフレットのポスティングです。

僕らが配ったパンフレットには相当「念」がこもってます(笑)

この時にお家を一軒一軒丁寧にに回らせていただくわけですが、ある時はものすごく足が軽く、すらすらまけたり、ある時は足が重く、手を滑らせパンフレットをぶちまけてしまう(苦笑)ことがあったりします。

何でだ?

最初はその日々の体調の違いかなぁと思っていました。

でもなんだか違います。

同じ日にそれが起こるのです。

そこである実験。

「右回り」と「左回り」で感覚の違いを比較してみました。

すると、あら不思議。

「右回り」の方が軽い!!

逆に「左回り」は体が重く足が前に出たがりません。

ほほぉ~ぅ。

自然界では太陽は東から昇り西に沈むことから、自然界の「気」の流れも同じように回っていると考えることができます。

気については、院長ブログ 「気」ってなんですか? 参照

つまり「右回り(時計回り)」です。

そして、東洋医学では自然の摂理と人間の機能・形態は不可分であり、自然と人間は相関(相応)すると考えます。

これを「天人合一(てんじんごういつ)思想」と言います。

言い換えれば、自然界の「気」の流れが「右回り」なら、人間の「気」の流れも「右回り」ですよ。

ということです。

(まぁだいぶ広義の意味ではありますが。)

ですから、この自然の流れに沿って歩いた方が、負荷が無く、逆らって歩けば体は異常となるのは当たり前の話です。

ためしに、人差し指をおへそから少し離して、おへそ周りを「右回り」「左回り」でクルクルなぞってみてください。

敏感な方は「左回り」はなんかいやな感じがすると思います。

余談ですが、ある先生なんかは治療中、患者さんのベッドの周りを歩くときは、患者さんの気を乱さないために必ず時計回りじゃなければいけない。

なんてことを、おっしゃられる先生もおられるくらいです。

こういった自然の法則に逆らって生活していて、体調を崩されている方は臨床上多分に見受けられます。

(夏場にガンガン、クーラーで体を冷やしている人とか、昼夜逆転生活をしている人とか、etcetc...)

いやぁ、でも何気ない生活の中から、自然の摂理を体感できちゃうなんて、東洋医学ってすごいなぁ。。。

明日からは再び副院長にバトンタッチです!!乞うご期待下さい!!

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中秋

こんばんは、森岡です(^_^)

昨日は「中秋の名月」でしたね。

いわゆる、「十五夜」とか「お月見」ってやつです。

皆さんはお月さま見ましたか?

雲間からのぞくお月さまは、おぼろげで何とも言えない趣がありました。

自然は素晴らしく雄大です!!

ところで、この何気なく使われている「中秋」ってなんでしょう?

しかも昨日は22日。あれ「十五夜」なのに15日じゃないの???

これには古代中国の自然科学が関係しています。

古代中国では1年を4つに分けました。

四季ですね。

1・2・3月を春。4・5・6月を夏。7・8・9月を秋。10・11・12月を冬。

というように。

これを「旧暦」といいます。

更にこれを、「初・中・晩」もしくは「孟・仲・季」と3つに分けました。

(例えば「初夏」といったら、旧暦で言う夏は4・5・6月で、「初」に当たるのは4月ということになります。または「孟夏」でもOKです。)

そうすると「中(仲)秋」は8月になります。

この旧暦8月は天文学的に月が最も明るく見える時期です。

古代中国の人々はこういうことを、日々の絶え間ない観察の中でしっかり把握していたんですね~!!

そして「旧暦」は月の満ち欠けを使って日付を決定します。

つまり、新月となる日がその月の1日となり、新月から何日目にあたるかで日付をカウントします。

月齢が増えて月が太っていくとともに、日付の方も2日、3日と増えていき、満月になる頃が15日となります。

15日は1か月の真ん中に当たりますから「中」ですね。

ですから旧暦の8月15日は月が満月であり最も美しく見える日なのです。

(微妙な誤差はありますが。)

これを現在使っている「新暦」(「新暦は」太陽の動きが基準です。)にあてはめ計算すると、今年は9月22日が旧暦8月15日に当たります。

これでわかりましたか?

秋は収穫の時期ですから太陽(陽)の恵みを受けて育った、穀物を、感謝の意味を込め、太陽だけでなく、その表裏関係のお月さま(陰)にもお供えしたんですね~。

なかなか乙な風習でございます。

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