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こんばんは。齋藤です。
寒くなってきましたね。
既に早く夏が来ないかと、思い始めている今日この頃です。笑
それでは、前回の続きです。
前回の話はコチラ。
霊枢「本輸編」には、五行と五輸穴を当てはめた記載が少しありますが、一部分のみで、その他には記載されていません。
霊枢「順気一日分為四時編」に、五輸穴と五行を当てはめた記載がされており、病邪の部位によってどの五輸穴を使用した方がよいか記載されています。
以下、原文になります。
「黄帝曰、善。余聞刺有五変、以主五輸、願聞其数。岐伯曰、人有五臓、五臓有五変、五五二十五輸、以応五時。」
ここでは、五変に合わせて五輸穴を考え、治療穴の選穴方法を説明しています。
五変とは、色、時、日、音、味の五種類の変化であり、その変化毎に井・榮・輸・経・合の五種類の腧穴がそれぞれ対応しています。
肝で考えると、肝は木に属し、色は青で、時は春、日は甲乙、音は角、味は酸というかんじです。
五輸穴は五臓にそれぞれあるため、全身では二十五の輸穴が陰経脈に存在し、五季に応じています。
続く。
『現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻』 南京中医学院編 石田秀実監訳 (東洋学術出版)
『意釈黄帝内經霊枢』 小曽戸丈夫+浜田善利共著 (築地出版)
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こんばんは 浅田です
前回の続き
参照
では、今日は浮脈が起こる機序についてです。
外邪が体表にある時は、浮脈になります。
外から入ってくる外邪に対して抵抗しようとして、正気が体内から体表に向かうため、脈はこれに応じて浅い位置に浮いてきます。
風邪をひいたら浮脈になる、と一般的には言われますが、風邪ではなくても浮脈になることは多いにあります。
(私は風邪をひいてなくても、常に浮脈です…よくないですね)
陽気が過多になって熱が表に溢れている場合や、陰血が不足して陽を抑制できない場合も、浮脈になります。
浅い位置である浮位は“陽”で、深い位置である沈位は“陰”です。
熱が盛んになると、“陽”である浅い位置に浮いていくのです。
そして、陽虚が極まった状態でも浮脈を呈します。
これを虚陽上浮と言います。
陽虚になると、陰寒内盛となり脈が沈んでいくのが一般的です。
しかし、陽虚が進み、内盛した陰が旺盛になって一定レベルを超えて極まると、陽に転化します。
この陰から陽へ転化するのは、太極陰陽論の転化の法則です。
転化の法則は、「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」ということです。
季節でいうと、夏至に陽が極まれば陰が生じ始めて、冬至に陰が極まれば陽が生じ始めるのが、転化の法則の一例です。
自然界と同様に、人体も陰が極まれば陽が生じて、陽が生じたことによって、陽の位置である浮位で脈を打つようになるのです。
「浮脈は表なり」と記載されていることが多いですが、内傷病でも浮脈を呈することがあるので、浮脈=表証と単純に考えず、しっかり弁証しましょう。
◆参考文献
『脈経』たにぐち書店
『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店
『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部
『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店
『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社
『基礎中医学』燎原
『難経鉄鑑』たにぐち書店
『東洋医学の宇宙』緑書房
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