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こんばんは。齋藤です。
あっという間に6月になりましたね。
暖かくなって過ごしやすくなってきたなと思ったら、もう梅雨が近づいてきています。
過ごしやすい時期はあっという間に終わってしまいますね。
これまでのブログはこちら。
前回の話はコチラ。
火邪の特徴について、簡単ではありますが、引き続き書いていこうと思います。
・火は生風・動血しやすい
火邪は津液を焼灼し、甚だしければ陰血を消傷する為、肝血が筋脈を濡潤できなくなり、四肢の痙攣、頚項のこわばり、全身が弓なりに反ってしまう後弓反張、眼球が上方を向いてしまう上方注視などの、肝風内動が発生します。
キャンプファイヤーを想像してみてください。
焚火でもいいです。(笑)
火が発生すると、火の粉を巻き上げる様に、風が発生しますね。
風邪の特性は、「動を主る」でしたね。
肝は筋肉や風との関わりが強く、血を蔵していることにより、機能を発揮します。
火邪により、血を消耗し、血が筋肉を栄養することができなくなり、振戦や痙攣などの症状、いわゆる風が発生します。
火邪は夏だけではなく、他の季節にもみられ、外感・内傷病問わず現れます。
また、体内の火邪が強くなることにより、血流速度が増します。
そのことにより、脈管と血液の間に摩擦熱が生じ、血管が破れ、出血します。
いわゆる、迫血妄行というものです。
もちろん、火=出血というわけではなく、脾の統血作用の失調や、気の固摂作用の失調でも出血は起きる可能性はあるので、原因をはっきりさせる必要があると思います。
また、先程も書いたように、外感病によるものなのか、内傷病によるものなのかの判断も必要になってきますし、火が体のどの深さまで影響し、気や血、津液どの臓腑にまで影響を与えているかなどを確認する必要があると思います。
参考文献
『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)
『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)
『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房)
『中医弁証学』著:兵頭明、 柯雪帆 (東洋学術出版)
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
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こんばんは。齋藤です。
先日、両親に呼び出されました。
ワクチン接種の予約をしたいけど、電話は繋がらないし、送られてきた用紙があるが、サイトへの入り方がわからないとのことでした。
両親は70歳過ぎなのですが、更に高齢の方達はもっとわからないのでしょうね。汗
ちなみに、サイトにたどり着けましたが、混雑により入れませんでした。
それでは前回の続きです。
前回の話はコチラ。
前回まで、暑邪に関して書いてきました。
今回からは、火邪について書いていこうと思います。
火邪と暑邪の性質は似ているところがあります。
火邪と暑邪は元来自然界の灼熱の気温を指します。
火と暑は陽熱の邪です。
熱は火の兆しで、火は熱の極みといわれる様に、火と熱は性質が同じですが、程度が違います。
火は熱が極まったものであり、その性質は炎上することです。
その為、暑邪同様、陽邪で燔灼させ、炎上させる性質があり、傷津耗気しやすいです。
また、火邪は夏季前半の主季と考えられており、暑邪ほど季節性は無いと考えられています。
暑は夏季後半の主季と考えられており、徐々に雨水が多くなるため、「暑は多く湿を挟む」といわれ、火は湿を挟まないと考えられています。
参考文献
『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)
『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)
『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房)
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