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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
せっかくですので、生薬として薄荷をみてみたいと思います。
薄荷は、辛凉解表薬で、五味は辛味で、寒熱は凉で、作用は昇、散で、臓腑は肺と肝に作用します。
これは、辛味で発汗させ、気を一気に巡らせ、凉で身体を冷やし、昇の作用で気を昇らせ散の作用で外から侵入してきた邪気(簡単に言うと病原菌)を追い払い、肺と肝に作用します。
そもそも、辛凉解表薬は辛涼の薬で冷まし風熱の邪を体表から発散させる治療薬の為、風邪の引き始めの漢方薬に使用されることが多いです。
また、薄荷の香りには、気の循りをよくする作用がありますので、精神的ストレスを強く感じている方などに、リラックス効果を目的に使用するのもよいと思います。
あまりたくさん食べるものではありませんが、胃腸が弱っている方や、小さいお子さんなどには、刺激が強いため特に生食での摂取はお勧めしません。
薄荷は自宅の庭やベランダでも育てることができ、日当たりさえ良ければ窓辺でも栽培できます。
お風呂だけでなく、料理にも使えるので是非是非使用してみてください。
参考文献
東方栄養新書 メディカルユーコン
中医臨床のための中薬学 神戸中薬学研究会
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こんばんは。齋藤です。
本日は奇跡的に、7月22日ナッツの日です!!
それでは、前回の続きです。
前回の話はコチラ!
アーモンド、クルミなどなど食べられる木の実はたくさんありますが、なぜピスタチオは殻に付いたままなのでしょう?
なぜ殻付きのままで発売されているかというと、ピスタチオの殻は、栗やギンナンの実とは違い、ローストして割れるのではなく、木になっている収穫前の段階で割れています。
殻の割れていない状態のものもありますが、実が十分に熟していないことが多く、人工的に割る方法もあるようですが、そのような実は味の点で劣るので日本ではあまり扱われていないみたいです。
熟していて殻から抜け落ちる実もありますが、それは、もっぱらベーカリーやアイスクリーム用に使われています。
それでは本題、東洋医学的に考えていきます。
寒熱でみますと、穏やかに体を温める、「温」の作用があり、また、気を体の内に収める作用の「収」があります。
臓腑では、腎や脾に作用し、五味でみると発散させ気を巡らせる作用のある、「辛」となっており、胃腸の弱い人に有効とされています。
しかし、きゅうりと一緒に食べると下痢をする恐れがあります。
きゅうりは寒性で体を冷やすはたらきがあり、ピスタチオは脂質を多く含むため、一緒に摂ると消化器系に冷えが停滞しやすく、腹痛や下痢を引き起こしやすくなります。
ピスタチオときゅうりを一緒に食べる機会はあまりないと思いますが、、、
続く
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