東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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多夢(たむ)とは②

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「多夢(たむ)」の続きで、「心腎不交と心胆気虚の多夢」について、お話していきたいと、思います。
 
前回のお話は、こちら
 
 
 
これらの弁証分類は、いずれも虚証に関連して生じますが、病因病理は異なります。
 
 
 
まずは、心腎不交の多夢についてです。
 
 
 
疲労などにより心腎が損傷して、心火が腎に下交せず腎水が心を上済しなくなり、心腎陰虚のために心火旺が生じた結果、
その心火によって心神が不安となり発生します。
 
 
 
心腎陰虚、心火旺であるため、焦燥感、不眠、身体の熱感、動悸、多夢、遺精、腰膝酸軟、舌質紅、無苔、脈細数を呈する特徴をもちます。
 
 
 
その他にも、浅眠、イライラ、潮熱、盗汗を伴います。
 
 
 
治法は、滋陰降火、交通心腎を用います。
 
 
 
心胆気虚の多夢は、虚弱体質で心胆が虚したり、強い驚きや恐怖で情緒が緊張して心胆に影響が及び、心神不安定となって生じます。
 
 
 
『沈氏尊生書』に「心胆ともに怯せば、事に触れて驚きやすく、夢多く不祥なり」と記載されているとおりです。
 
 
 
この場合、夢は悪夢が多くて中途覚醒しやすく、恐怖感、驚きやすい、怯える、よく動悸する、ぼーっとする等の情緒不安定な状態となり、舌質淡、舌苔白薄、脈細弱などの症候がみられます。
 
 
 
治法は、益気鎮驚、寧心定志を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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春眠暁を覚えず

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 
 
 
 
年が明けてあっという間に1ヶ月ですね。
 
 
 
 
立春を迎えましたので、暦の上では、春です。
 
 
 
 
まだまだ寒い日も多いですが、晴れた日の日差しが、春っぽくなってきましたね。
 
 
 
 
そんな日は、「春眠暁を覚えず」という言葉があるように、ゆっくり遅くまで布団の中で、寝たいものです。
 
 
 
 
「春眠暁を覚えず」とは、中国の孟浩然(もうこうねん)という詩人の『春暁(しゅんぎょう)』という題名の漢詩の冒頭部分です。
 
 
 
 
春の朝の心地よさを表現する言葉で、「春の夜は心地よいため朝になったことに気づかず、思わず眠り込んでしまう」という意味を持ちます。
 
 
 
 
春は、東洋医学的に、肝の木気が盛んになる時期とされています。
 
 
 
 
もともと、精神的なストレスが多く、肝気鬱結が強い方は、肝の木気が盛んになるこの時期に肝鬱化火し、心に影響を与える場合があります。
 
 
 
 
そんなときは、「春眠暁を覚えず」ではなく、逆に不眠になってしまうことがあります。
 
 
 
 
心に熱が波及することにより、心熱が異常に高ぶることで、心神が乱されます。
 
 
 
 
その為、春は精神疾患が悪化したり、発病しやすかったりします。
 
 
 
 
また、心に影響を与えるだけではなく、脾や腎に影響が出てしまう場合もあります。
 
 
 
 
上述した通り、春は肝気が旺盛になる季節なので、養生のポイントとして、心身ともにのびのびとしてリラックスして生活することが重要と、『素問・四気調神大論』では、説明されています。
 
 
 
 
まだまだ寒い日が続きますが、適切な時間帯に、散歩などの適度な運動を行い、肝気の停滞を解消していくことが重要になると思います。
 
 
 
 
参考サイト
 
 
 
 
参考資料
『初めて読む人のための素問ハンドブック』 著:池田政一 (医道の日本社)
『内経気象学入門』著:橋本浩一 (緑書房)
 
 
 
 
 

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