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こんばんは、坂口です。
前回の続きです。
今回はアレルギー性鼻炎について。
アレルギー性鼻炎はくしゃみ、鼻水、鼻閉の三つの症状がメインになり、鼻粘膜で外界から侵入した抗原に反応し、症状が起こります。
アレルギー性鼻炎は通年性のものと季節性に分けられ、通年性のものはハウスダストやダニなどがアレルゲンになり、3歳ごろから発症し、気管支喘息を併発することもあります。
それに対し、季節性のものは学童期の頃に発症し、花粉が主なアレルゲンとなり、アレルギー性結膜炎を併発しやすいです。
発症時期がずれるのは季節性のものは通年性に比べてアレルゲンに暴露の機会が限定されるためです。
アレルギー性鼻炎は精神的なストレスなどからくる肝鬱、飲食不節などによる脾の弱りが関与します。
これからどんどん暑くなりアイスや冷たい飲み物が欲しくなりますが、取りすぎは脾を痛めて秋口に季節のブタクサによるアレルギー性鼻炎がひどくなったり、発症してしまったりします。
冷たい物の取りすぎに注意しましょう。
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こんばんは 浅田です
私が毎週往診治療をしている患者さんの中に90歳のご夫婦がいます。
この奥様がちょうど1年前、心筋梗塞で倒れ、一命は取り遂げたものの、それ以降体力や筋力の急激な低下により、寝たきり生活になってしまいました。
私は2月からその方の治療を担当しているのですが、当初は呼吸補助の為に、鼻に酸素吸入の管を付けていたり、尿意はあるが排尿する力がない為、尿道に管を付けており、声を出したり、舌を出したりするのがやっとの状態でした。
私達が週3回治療し、医師が週1回診察し、ご主人様が毎日24時間付きっ切りで看病しています。
そんな奥様の身体に先月から良い変化が出てきました。
食欲が出てきてせんべいをバリバリ食べ、大きな声で挨拶もしてくださるようになってきました。
その頃から酸素吸入の機械を使う必要がないと医師が判断し、今では自力で自然に呼吸をしています。
目もしっかり開けるようになり、脈も強く太く打てるようになってきた最近では、排尿する力もついてきて、尿道に繋がっている管も取れると医師からは言われているそうです。
弱りはて、尿を出す力もなかったのに、来月には管を取って自力で排尿ができそうです。
そんなご報告をご主人から頂き、
「先生の治療のお陰です」
と嬉しいお言葉を頂きました。
「私達の治療より、ご主人様が24時間365日付きっ切りで看病していることが、奥様の生命力に大きな影響を与え回復してるのですよ」
とご主人様に伝えてあげると、
「いつも看病のストレスで文句ばかり言ってるけど、頑張ってやってる甲斐があります」
と嬉しそうに仰っておりました。
ご主人様も93歳ですが、看病でまともに寝る時間も取れずストレスが溜まり、私に愚痴を言ってくることもあるのですが、毎日ずっと奥様の隣にいます。
少しでも奥様が元気になってくれれば良いというご主人様の愛情が届き、奥様の回復に繋がってるのだと思います。
私はこれからも、このご夫婦が元気に長生きできるよう、鍼灸治療で支えていきます。
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