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こんばんは 。松田です☆”
昨日は、11月では珍しい積雪もあり、相当寒かったですね。
先日、休みの日に久しぶりに体調がかなり悪くなり、自分の体に何度も鍼をしました。
症状としては、下痢、寒気、頭痛、吐き気、食欲不振、微熱、めまい、全身の関節の重だるさ等があり、中でも頭痛と吐き気が辛い状態でした。
前日の夜に少し食べ過ぎとストレスがある状態で、体に冷えが入ったと自分で考え、脈やツボの状態を確認し、鍼の後の体の反応を診ながら1~2時間おきに3~4回鍼をしました。
風邪っぽさはとれ、徐々に良くはなっていきましたが、最終的に症状としては左右のこめかみの頭痛と吐き気が治まっていない状態でした。
吐き気がどうしても辛く、その日は用事があったため何とかしないとという気持ちもあり、吐法(吐いて症状を改善する方法)を試みることにしました。
最初2回ほど出そうとしてもなかなか吐けず、何も食べてないから出ないのかなとも思いましたが、一度炭酸水を飲み、もう一度出してみることにしました。
再度試みると、さっき出なかったのがウソのように大量に出ました。
その勢いで何度か出し、すると頭痛も吐き気も一切なくなっていました。
脈やツボの状態を確認すると、若干脈が弱くなってはいましたが、あとは胃腸に負担をかけず、良く寝て養生すれば大丈夫かなという状態になりました。
朝起きてあった症状が何とか夕方には治っていたので、その後の用事は行うことができました。
今回、久々に辛い風邪を引きましたが、症状や所見を追いながら治療し、勉強になりました。
当然ですが、どんな状況でも勉強だなと改めて思いました。
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こんばんは 浅田です
前日の話
参照
今回は肝脾不和による善怒について
肝と脾は、肝の気を流す作用と、脾の飲食物を運び消化する作用により、常に助け合いバランスを取り合っています。
肝の気が盛んになったり、脾の機能が弱ると、お互いコントロールすることができなくなり、肝は脾を容易に傷めつけ、肝脾不和の症候が生じます。
脾が弱るのに対して、肝の気が高ぶることで、怒も高ぶりやすくなり「善怒」が生じます。
食欲不振、お腹の張り、みぞおちの不快感、悪心、下痢など、消化器系の症状が出てくるのが特徴です。
ストレスが溜まってイライラしている時に、胃のもたれ感や胃の張りなど胃腸の調子が悪くなる人は多いと思います。
胃の不快感を、「胃がムカムカする、胃がムカつく」という言葉で表現することがありますよね。
イライラしたり、怒った時も、「ムカムカする、ムカつく」という言葉で表現することがあります。
「むかつく(むかづく)」という言葉は、江戸時代から使われていた胃の不快感と怒りを表す言葉です。
当時からも、「苛々する」、「頭にくる」、「立腹」、「癪に障る」など”怒り”を表現する言葉はありましたが、
特に「むかつく(むかづく)」は”胃痛(胃の不快感)が出るくらいの怒り”という意味で使われていたそうです。
まさに肝脾不和の状態を表した言葉であり、怒りと胃腸の不調が密接なのがわかります。
現代は、言葉の真の意味は考えず日常的に使っていますが、
昔は、 どんな言葉で感情を表現したかで、どの臓腑によって「怒」が起こっているのか、ある程度絞れたのではないかと思います。
言葉の語源を調べて、東洋医学的に妄想するのも勉強になって楽しいです。
続く…
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