東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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五月病④

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こんばんは。上村です。

 

 

前回は五月病の症状である鬱証の気鬱化火タイプについて書かせて頂きました。

 

 

五月病
五月病② 
五月病③ 参照

 

今回は、気が滞ることで血行が悪くなった場合や、余分な水分が身体にたまり起こる症状などを書いていきたいと思います。

 

 

転倒による損傷や、出血、肉体的、精神的な過度のストレス、気候の変化、身体の中の水分が足りなくなった状態になると、血液の循環がうまくいかず、身体の中で渋滞していることを「血瘀 」といいます。

 

 

血瘀の症状としては、五臓の中で大切な「心 」に栄養がうまくいかないことで、精神的に不安定になったり、物忘れなどや、気分が上がったり下がったり、口数が極端多かったり、少なくなったりなどの癲狂という症状を引き起こすこともあります。

 

 

                                       

生まれつき胃腸が強くなく、下痢しやすい人や、暴飲暴食をして運動不足な状態が続くと、身体の中に余分な水分が溜まってしまい、これを「湿痰 」といいます。

 

 

湿痰が上焦に滞ると、胸の痞えがでたり、中焦にたまると、胃気が上逆して悪心嘔吐などの症状を引き起こします。

 

 

東洋医学的には、五月病のうつ症状に対しても、原因がそれぞれ違いそれに伴い治し方も千差万別です。

 

 

しっかりとした診断学を高めて、患者さんの体調を良くできるように日々勉強していきたいと思っております。

 

 
 
 
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こんばんは 浅田です

 

 

 

これから夏にかけて増えてくるのは胃腸の症状です。

 

 

 

胃腸の症状の中でも特に多く感じるが、世間では夏バテとも言われる食欲不振です。

 

 

 

まだこの時期は見受けられませんが、梅雨入りしたら増えてくるのではないでしょうか。

 

 

 

胃の受け入れ機能が作用しなくなると、口から入ってきた食べ物を受け入れることができなくなる為、食に対する欲がなくなり、食欲不振という症状が出てきます。

 

 

 

食欲不振に対して、ただただ胃を良くするツボに処置して、胃の機能を高めれば治るかと言ったらそうではありません。

 

 

 

もちろん胃そのものが弱ってる場合もありますが、胃の状態を悪くしている原因が他にある可能性が多いにあります。

 

 

 

もし、ストレスが原因で食欲不振が起こっていたら、胃の機能を高めるだけの治療をしていてはなかなか改善しません。

 

 

 

ストレスに対しての治療をしつつ、胃の状態を調整した方が、改善が早いのです。

 

 

 

身体が虚弱で疲れが溜まりやすく、食欲が出てこないという場合は、全身の弱りを治しながら、胃の治療をします。

 

 

 

夏の湿気が原因ならば、身体の余分な水分を排泄しやすくし、胃腸の調子を高めていきます。

 

 

 

この様に、胃の症状だから、胃のツボに鍼をする、〇〇の症状だから〇〇のツボ、というように短絡的な治療ではなく、何が原因で病が起こっているのかを明確にし、根本から治療していくことが大変重要なのです。

 

 

 

予防するなら今のうちです!

 

 

 

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