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こんばんは、森岡です(^_^)
「精神神経免疫学」という聞き慣れない学問、僕も学校で初めて聞きました。
「精神神経免疫学(PNI:Psycho‐Neuro‐Immunology)」は米国を中心としてごく最近に誕生した研究です。
どの様な研究か簡単に言うと、心の問題が体にどういった変化を及ぼすのかを研究している学問です。
「病は気から」を現代科学的に掘り下げようということですね。
今までは生体が‶イイ感じ″で働くためには(このことを生理学的にホメオスターシスといいます。)、「自律神経系」(体の活動を活発にしたり、休息させたりする神経)と「内分泌系」(ホルモンなどを分泌させる機能)が協調し、維持していると考えてきました。
ここに、新たに「免疫系」(抵抗力や防御作用)を加え、「心と体」の関係を調べようという試みです。
最近になり、人間の精神・感情の変化も「免疫系」に大きく関与することが分かってきました。
皆さんも、ストレスがある時によく風邪を引きやすくなってしまったり、奥さんに先立たれた夫が、後追うようにしてすぐ亡くなってしまったり、とストレスと体に関する経験が色々おありかと思います。
こういった「心の乱れ」による免疫機能の低下が、様々な実験で明らかになってきました。
まぁ、確かにストレスがある時は体調が良くないなんてことは、誰しも経験的に分かっていることですよね。
ですから僕から言わせたら、「今更!?」感は否めないですけど。。。
しかも数千年も前の東洋医学の書物にはこういったことがしっかり書かれていますから。
(いやぁ、本当にビックリします!!)
しかし、経験的に分かっていることを帰納法的に分析することは重要だと思います。
臨床においても再分析は非常に重要ですから。
再分析については院長ブログ 再分析(病院病理について)
再分析(標本について)
続・再分析(標本について)
再分析(具体例) 参照
次回はこれを東洋医学的に考えたらどうなるかについてです。
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こんばんは、松木です。
今日は本の紹介です。
少し前になりますが、「漢方小説」という小説を読みました。
内容紹介を引用させて頂くと、
川波みのり、31歳、脚本家、独身。胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。
あのつらさは何?昔の 男が結婚したショックのせい?それとも仕事のストレス?最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。
心と体、そして 人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。
紹介文どおりテンポがよく、すらすら読める小説でした。
患者さん目線で、東洋医学がどのように感じられているかが書いてあり、とても勉強になりました。
興味がある方は是非ご覧下さい。
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