東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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医療とホスピタリティ(その5)

こんばんは、松木です。

前回の続きを書いていきます。

医療とホスピタリティ(その1)
医療とホスピタリティ(その2)
医療とホスピタリティ(その3)

医療とホスピタリティ(その4)

2、満足度をいつ尋ねるべきか

サービス業、例えばレストランであれば、「食事終了直後」に満足度を尋ねることで、顧客満足度を評価します。

しかし、医療の現場ではその方法はそのまま運用するには少々問題があります。

なぜなら、医療現場においては、「治療直後」に大きな変化が生じるという場合ばかりではないからです。

そもそも「予防医学」という考えは、この「直後評価」では全く評価されなくなってしまいます。

そうすると、ある程度の先までを見越した治療をしている医療者が、患者に対して、ある程度の「強制」を強いるプロセスがどうしても必要になります。

「強制」を強いるということは、当然患者は嫌がることもあります。

しかし、その時は嫌々医療者の言うことを聞いていても、後々治療がうまくいったことにより感謝される、という場面は多くあります。

そうすると、いつ満足度を尋ねるべきかが問題になります。

治療開始直後の評価と、時間が経ってからの評価が真逆ですからね。

ということは、仮に一定の規定を設けても、(例えば退院時に尋ねるなど)その情報から得られるものをそのまま受けていいのか、という事になってしまいます。

以上のことがサービス業におけるCS(customer satisfaction:「顧客満足」)概念を医療現場に簡単に導入できない問題点です。

次回、ちょっと長くなりましたのでまとめを書きつつ、以上の事を踏まえて「ホスピタリティ」について書いていきたいと思います。

つづく

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インフルエンザの季節(その2)

こんばんは、松木です。

続きを書いていきます。

インフルエンザの季節(その1)

前回、インフルエンザは「飛沫感染」と「接触感染」でうつるということをお話しました。

では、これらのルートから感染しないようにするにはどうしたら良いかというと、

1、外出後の手洗い、うがいを日常的に行う。

当たり前に言われている事ですが、これは二つの感染ルートによってウイルスが体内に侵入するのを防ぐための大切な方法です。

2、感染の可能性のある方は「咳エチケット」を行う。

咳エチケットとは以下のような事を言います。

・咳、くしゃみの際は、なるべく他の人から顔をそむけ、ティッシュなどで口と鼻を押さえる。

・鼻水、痰、つばなどを含んだティシュをすぐに蓋付きの廃棄物箱に捨てられる環境を整える。

・咳をしてる人にマスクの着用を促す。
(健常人がマスクを着用してもウイルスの吸入を完全には予防できないが、感染している人が着用するとウイルスの拡散をある程度防ぐことはできる)

・マスクの着用は説明書をよく読んで、正しく着用する。

3、ウイルスに感染しにくい状態を保つため、日ごろからバランスよく食事をとり、十分に休養をとって体力や抵抗力を高め、規則正しい生活を送る。

ここは、東洋医学が大いにインフルエンザに対応できるポイントではないかと思います。

では、東洋医学的にはインフルエンザはどのように考えるのか、次回書いていきたいと思います。

つづく

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