東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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シュタイナー教育 (その5)

こんばんは、角田です。

前回までの話

シュタイナー教育

シュタイナー教育 (その2)

シュタイナー教育 (その3)

シュタイナー教育 (その4)

最初の7年期を第1・7年期と呼び、からだをつくることが大きな課題でした。

この頃の子どもは、まねをする存在で、手本である大人を模倣していくことが教育の基本となるといいましたね。

続いて第2・7年期(7歳から14歳)は魂の領域、「感情」の教育の時期で、身体の変化としては歯が生え変わるのが目安みたいです。  

この時期には、いろいろな芸術的刺激を与えることが大事となり、芸術体験によって、世界は美しいと感じる教育を目指します。

また、この時期には、「9歳の危機」と呼ばれる大きな節目があります。

ここで模倣の時期が終わると考えられています。

9歳を迎え、模倣の時期が終わり、「自分」と「周り」の世界があることを知り、自分は「1人」と実感し、親が「他人」なんだと気付くそうです。

感覚的にいうと、これまで、母親を包み込んでくれている存在、母親と一体化している、と感じていたのが、自分の隣にいる感じに変わるそうです。

「隣に感じるようになる」というのは、もう、母親の体に子どもは包まれていないのです。

子どもは、母親のひざから立ち上がり、母親の隣に座ったのです。

母親のひざから降りた9歳の子どもたちは、自分の周りにいる人たちが、自分とは別の人であることを実感するようになります。

そのとき<死>の恐怖を味わい、孤独感や寂しさにおそわれます。

9歳は、幼児期に別れをつげ、別の世界に入っていく子どもにとっては一番大事な時期なのです。

この変化は子どもにとったらとても不安なもので、実は、思春期よりも気をつけないといけないみたいです。

最後に第3・7年期は、精神の領域の教育の時期で、理論的に「思考」することが可能になります。

それ以前のように、教師などの大人を通してでなく、自分自身がまわりの世界に興味をもって意識的に関わっていくことを試行誤差してやっていきます。

まわりの世界は正しいという感情をもつことができるような体験や学びが必要です。

以上の3つの時期では、子供は周りの世界と、大人とは異なった関わり方をしてくると考えます。

そして、この3つをバランスよく身に付ける事で、 シュタイナーのいう「自由への教育」は完成するだと思います。

このシリーズも長くなってきましたが 、もう少しお付き合いお願いします。

次回へ続く。

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シュタイナー教育 (その4)

こんばんは、角田です。

前回までの話

シュタイナー教育

シュタイナー教育 (その2)

シュタイナー教育 (その3)

前回、バランスの取れた精神と身体と心が大事というお話で終わりました。

その3つのうち、精神と身体というのは、生まれた時からある程度親からの影響などで決まっていて、いわば変える事のできない部分とされています。

そのため、どうやって生きて行くかがその結びつけを大きく変えて行く事になります。

今回は、シュタイナー教育の目的とした自由をどう手に入れるのかを話してみます。

まず、自由を手に入れる迄に、シュタイナーは7年周期で成長して3回、21年かかると言っています。

その7年の3回とは、まず、生まれた時に物質体としての身体ができます。そして、最初7年目に生命体、次の7年目に感情体ができ、最後の7年目に自我が生まれるとされ、ここでは4つに分類分けされています。  

なんかごちゃごちゃしてきましたが、要は、7年ごとに育つ所が違うと考えるので、教育の狙いも変わるという事です。

そして、最初の7年は、その後の何十年より重要な意味を持っているとし、この期間の教育が重要としています。

また、この時期を模倣の時期と呼び、生後7年は、子供は主に反復と動きと自分の周りにあるすべてを模倣することを通して学びます。

それには、規則正しい生活のリズムが大きく影響します。毎日の生活のリズムを繰り返す事で、子供の心は安定し、集中力がつくとされ、身体で生活のリズムを覚えて行きます。

静かに座っているのは,子供にとってほとんど不可能なように、子供はすべてを自分の体を通して理解したいのです。

ただ、子供を自由にし、模倣させるには必ず、秩序だった環境、人の姿が必要です。

子供の教育以前に、親はまず、常に子供に見られているという意識を持たないと、子供は悪い習慣も目の前で起こっている事は全て受け入れ、模倣し、吸収してしまいます。

まさに「親の背を見て子は育つ」であります。

気をつけなくては(汗)

また、この時期に知育を何故してはいけないというと、シュタイナーは,約7歳までの子供に早期の知的学習をさせ,知性と記憶を直接要求すると、身体の発達の為に必要なエネルギーを使ってしまうので

精神が疲れてしまうと考えたのです。そして、早期の知的教育は、早産に当たると考え、子供に悪い影響を及ぼすとされています。

幼い子供の身体的発達のために使われるエネルギーと同じものが,後の知的な発達のために使われるとしたために、知性には直接働きかけず,実際の経験と模倣を通じて学習していく形を勧めたのですね。

今回はこの辺で終わります。

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