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こんばんは 浅田です
9月3日の北辰会エキスパートコースで芍薬についての講義がありました。
参照
改めて、芍薬とはどんな生薬なのか、書籍を広げて復習しています。
各書籍に書いてある内容を引用して、芍薬についてまとめてみます。
まずは、『神農本草経(神農本草経解説 森由雄著 源草社)』に記載してある芍薬
「芍薬.味苦平.生川谷.主治邪氣腹痛,除血痹.破堅積寒熱疝瘕.止痛.利小便.益氣.」
・味は苦、平
※“苦”は、泄(降・瀉)、堅、燥、降逆、清熱、瀉火、瀉下、燥湿に働く
(『中医臨床のための中薬学』参考)
・川谷に生ず
・邪気腹痛を治す
・血痺を除く
※“血痺”は、気血が不足している状態で外邪を感受し、血が滞り、四肢の麻痺や知覚鈍麻を生じる病
(『金匱要略 血痺虚労病脈証併治』参考)
・堅積寒熱疝瘕を破る
※“堅積”は硬く固定した腹部の腫瘤
※“疝瘕”は前陰部、少腹部の病
(『症状による中医診断と治療』参考)
・痛みを止める
・小便を利す
・気を益す
※邪気が除かれた結果、気が益す
と書かれています。
血を和し、体内を温める効果があり、当帰芍薬散、芍薬甘草湯などが代表方剤として挙げられています。
芍薬は、腹部の病、血の病に効き、痛みを和らげる効果がある、ということがわかります。
次回は、『中医臨床のための中薬学』に書かれている芍薬
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おばんでございます、樫山です。
風邪の引き始めには葛根湯、誰しもが耳にした事がある、謳い文句です。
葛根湯などは、手軽に購入出来るため、常備薬として持っておくという家庭もあります。
ご存知の通り、葛根湯とは漢方薬のひとつで、漢方薬は数種類の生薬を組み合わせて使われる薬です。
清明院のブログでも何度も出てきますが、漢方薬は、東洋医学的に診察し、服用する分量や飲み方など細かく考え、専門医の指示に従って使用するのが理想的です。
風邪を引いたと言っても、人によって症状は様々ですし、子供や高齢者といった年齢・体力が全く違う人がいます。
それらの違いで処方を変え、専門医が加減していくからこそ効果が表れてくるものです。
また、西洋薬においても、市販の薬よりお医者さんに処方された薬の方が効くという話も良く聞きます。
成分の違いはあれど、これも専門医が処方する漢方薬と同じで、お医者さんが診断し処方された薬だから効き目が違うのだと思います。
どうも漢方薬は勘違いされている事が多く、昔から言い伝えられてきた民間薬のような扱いをされる事があります。
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