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髪の毛について②

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は、前回の続きのお話をしていきたいと思います。

 

前回のお話 髪の毛について

 

 

 

脱髪や髪質異常が起こる場合、下記の点がポイントとなるということでした。

 

 

 

血が不足したり、停滞したりしていて頭部を濡養できない原因は、

 

 

①上焦(頭部など)にこもった熱・湿熱により血が暗耗している

 

②全身または頭部の血虚がある

 

③瘀血や湿痰によって気血の巡りが邪魔されている

 

 

主に上記の3つでした。

 

 

 

では、それぞれのパターンを弁別するためには、どのような点に気を付けて確認していかなければならないでしょうか?

 

 

 

脱髪の弁証分類には、主に4つのパターンがありますので、それらを例にみていきたいと思います。

 

 

 

1.血熱生風

 

 

 

円形や楕円形の脱毛が突然起こります。

 

 

 

これは、精神的刺激で心神が乱れるようなことがあると、心火が盛んになり、血熱が内風を生むことで脱毛が起こります。

 

 

 

火は上に燃えあがる性質があることから、身体の上部に影響を与え頭部に症状を引き起こしますので、①に含まれます。

 

 

 

2.肝腎陰虚

 

 

 

成人に多く見られ、好発部位は頭頂部や両額角で、頭皮は油っぽくなりやすく、落屑・痒みを伴うこともあります。

 

 

 

徐々に発症して持続的に脱毛部位が拡大していく特徴を持ちます。

 

 

 

陰血が不足し、血虚が起こりますので、これは②に含まれます。

 

 

 

また、気虚と血虚所見があれば、

 

 

 

3.気血両虚が疑われますので、詳細を確認してみなければなりません。

 

 

 

これは年齢に関係なく引き起こされやすく、発症前に慢性的な疾患を患っていたり、出産で多くの気血を消耗していたり、食事を上手く取れておらず、気血が上手く作られない場合に見られます。

 

 

 

上記のような状態に陥ると、毛髪は乾燥して艶がなくなり、切れやすくなります。

 

 

 

さらに、頭部全体的に脱毛して、まばらになり、慢性的に経過する特徴があります。

 

 

 

これは②に含まれます。

 

 

 

追加問診を行い、何が気血を損なっているのか、確認が必要です。

 

 

 

さらに、瘀血所見があれば、

 

 

 

4.瘀血が停滞している可能性があり、これは③に含まれます。

 

 

 

ただし、所見だけをみて断定はできない為、生活状況を聞き、弁別していく必要があります。

 

 

 

「脱髪が発症する前は、どのような生活をされてましたか?」と質問してみて、

 

 

 

七情に問題が無かったか、肉体的に大きな負荷がかかるようなイベントがなかったか、飲食に乱れがなかったか、その際の二便等の状態を伺うことで、

 

 

 

症状発症前後の病の一連の流れに加え、最も髪の毛に大きな影響を与えている原因を突き止めていきます。

 

 

 

 

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つづく

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

だいぶ気温が低下してきましたね。

 

 

 

朝晩の気温がかなり低下を感じると思います。

 

 

 

風邪を引かない様、十分気を付けてください。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回のお話はコチラ

 

 

 

今回は、霊枢『五味論篇』について、簡単ではありますが書いていこうと思います。

 

 

 

『五味論篇』では、五味と人体の経絡臓腑との関係、及び五味を過度に偏食することによって出現する病理変化と、各種の疾病が記載されています。

 

 

 

「黄帝問干少兪日、五味入干口也、各有所走、各有所病。酸走筋、多食之、令人癃。鹹走血、多食之、令人渇。辛走気、多食之、令人洞心。苦走骨、多食之、令人変嘔。甘走肉、多食之、令人悗心。余知其然也、不知其何由。願聞其故。」

 

 

 

以下が訳になります。

 

 

 

「黄帝が少兪に問う。

飲食の五味が消化器官に入ると、一味ごとに臓腑に対して有益で親和的な側面と、不利益であって疾病を引き起こす側面を持っている。

酸味は筋にゆき、酸味を多食すると、小便不通を引き起こす。

鹹味は血にゆき、鹹味を多食すると、口喝を引き起こす。

辛味は気にゆき、辛味を多食すると、心内の空虚感を引き起こす。

苦味は骨にゆき、苦みを多食すると人に嘔吐させる。

甘味は肉にゆき、甘味を多食すると人に煩悶させる。

私はこうした事柄を知っているが、どういうわけでそうなるか、その道理を知らない。どうか教えてもらいたい。」

 

 

 

黄帝が、少兪に色々と五味に関して質問をしています。

 

 

 

続く。

 

 

 

参考文献

現代語訳 黄帝内経素問 上巻 南京中医学院編 石田秀実監訳 (東洋学術出版)

意釈黄帝内經素問 小曽戸丈夫+浜田善利共著 (築地出版)

 

 

 

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